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中居正広のKis-My-Ft2に対する愛情表現はいつも裏腹? 昨年の『ミュージックソン』サプライズを振り返る

2019年12月18日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

リアルサウンド編集部

 中居正広がパーソナリティを務めるラジオ『中居正広 ON & ON AIR』(ニッポン放送)12月14日放送回では、12月24日12時から24時間生放送する『第45回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(ニッポン放送)について言及する一幕があった。


(参考:中居正広、Kis-My-Ft2との関係性に変化? 師弟から腹を割って話せる兄弟へ


 今年『ミュージックソン』のメインパーソナリティを務めるのは、中居が可愛がっているKis-My-Ft2だ。2018年に続いて2年連続の起用に「うっわ、24時間……2回もやんの?」と言いながら、中居自身も1996年、1997年と2年連続でパーソナリティを担当している。自ら切り拓いた道をなぞるように歩む後輩たちを、中居ならではの言動で激励。さらに「去年やってなかった?」と言いつつ、前回はしっかりとスタジオに駆けつけているところも、彼らしくて微笑ましい。


 中居の愛情表現は、好きな子への想いを照れ隠しする男子のようだ。昨年の放送でも、シンプルなゲスト出演ではなく、ドッキリに近いサプライズ登場だった。中居がラジオネーム・コバさん(神奈川県、40代、男性、独身)というリスナーを装って「好きな女の子に歌のプレゼントをしたいのですが、どんな曲にしたらいいですか? うまく歌うにはどうしたらいいですか? まじキスマイですか? ウィ? ウィ?」と相談電話をかけてきたのだ。
かなりクセの強い口調に、何も聞かされていなかったメンバーも他のリスナーも騒然。さらに「平成の代表的な曲、みなさんにとって何かな? と思いまして、ウィ?」と掘り下げるも、メンバーの口からはなかなかコバさんこと中居の納得する答えが出ず、話が途中のまま電話を切られたKis-My-Ft2メンバーは「ちょっと待って!」と大混乱。


 スタジオに乱入してきた中居を見るや、動揺していたメンバーは安堵するやら、嬉しいやらで、困惑しっぱなしだった。ちなみに、コバさんこと中居が求めていた“平成の代表的な曲“とは「SMAPで『雪が降ってきた』」。自らの曲紹介で、答え合わせをしてみせる粋な計らいにリスナーも大喜びだった。


 そう、中居がラジオで流す楽曲には、いつもファンへの目配せが含まれているように感じる。この日の放送でも『ミュージックソン』の話題を出す前から、1曲目にKis-My-Ft2の曲を流すようにスタッフに指示を出した中居。彼らの最新シングル『Edge of Days』がすぐに出てくるスタッフに、「よく知ってるね」とポツリ。中居ファン=中居面な人たちにも、Kis-My-Ft2の新曲を知ってもらいたい、という想いもあったのではないか。


 また、2曲目に流れたのは、中居がプロデュースしたKis-My-Ft2の派生ユニット・舞祭組の1stシングル「棚からぼたもち」。この日の放送前日12月13日は、舞祭組のCDデビュー記念日。それを忘れていないからこその選曲ではないか……とついつい深読みしたくなる。なぜなら、中居はいつだって大切な想いこそ口には出さず、好きな人にはちょっと意地悪な態度を取ってしまうのを何度も見てきたからだ。


 12月7日放送回でも、「ニッポン放送の偉い人から賞をもらいました……あ、すみませんね。みなさん喜んでいる人がいるのかわかんないですけど……中居面の人は1ミリも関係ないです。浮かれないようにお願いします」とファンを突き放してみせたり、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣とプロ野球選手の坂本勇人選手が似ている話で「甲斐野(央)選手のほうが似てる。あー、でも甲斐野のほうがカッコいいか!」と言ってみせたり……。


 信頼関係があるからこそ、裏腹な愛情表現をとってしまう中居。そう考えると、「こういうふうに言ったら、サプライズ感がなくなるから言わない方がいい、とか言われるかもしれないですけど、マジで俺、マジで行かない!」と、今年は“ゲスト出演しない宣言“を出した中居の真意やいかに。


 その言葉通りに中居は登場しないのか。それとも、「そう言っておいて……」と裏をかくように出演するのか。そんな期待を寄せながら12月24日の『ミュージックソン』を聞くのも楽しそうだ。(佐藤結衣)