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岩田剛典に同い年の賀来賢人、共演喜ぶも「ちょっとへこみましたね」

2019年12月17日 19:52  Techinsight Japan

Techinsight Japan

映画『AI崩壊』完成報告会見に登壇した賀来賢人、大沢たかお、岩田剛典
映画『AI崩壊』(2020年1月31日公開)の完成報告会見が17日に都内にて開催され、主演の大沢たかおをはじめ、賀来賢人、岩田剛典、入江悠監督らが登壇した。劇中で岩田と賀来は、大沢演じる主人公に対して敵と味方にあたるような真逆の役を演じているが、2人は今年30歳を迎えた同い年。2人が共演した感想を語った。

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AIをテーマに入江悠監督がオリジナル脚本で描くサスペンスは、10年後のAIが人間の生活に欠かせない存在となった日本が舞台。国民の個人情報を掌握したAIが突如暴走し、人間の“生きる価値”を選別して殺戮を開始する。


主演の大沢たかおはAIの開発者で逃亡者となる「桐生浩介」役、その義理弟で桐生が信頼を寄せる「西村悟」を賀来賢人が、桐生を追い詰める天才捜査官「桜庭誠」を岩田剛典(EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が演じる。


会見で岩田剛典は、天才捜査官を演じるにあたり「年齢的にも警察庁の理事官というのは、結構難しいんじゃないかと思った。監督から(演じる)桜庭のプロフィールを紙で渡していただいて、経歴を見たらとんでもない天才で。天才ってどんな感じなんだろう」と悩んだという。それでも「監督とディスカッションしながら、役を作っていったんですけど、紺のスーツと眼鏡とぴったりとした7:3分けに助けられた部分があったと思います」と外見が役づくりを助けたと明かした。


岩田剛典と賀来賢人は、今年3月に自分たちの2ショットを「同い年」として自身のインスタグラムに投稿していた。これは同作のオフショットのようだが、実は一緒のシーンはそれほど多くはなかったそうだ。賀来が岩田について「同い年でこうも違うんだと、ちょっとへこみましたね。華やかさと…。でも今、同い年で現場をご一緒するってあまりないんですよ。なので嬉しかったですし、頑張ろうという気持ちになりました」と触発されたことを語ると、岩田も「本当に同じ思いというか、同世代として映画を一緒に作れるのはものすごく嬉しい。楽屋でいろいろなお話ができていい時間でした」と振り返った。


また同作では主演の大沢たかおのアクションが満載。「実は2年ぐらい休んでいて、去年現場に戻ってきて、その中で決めたのはメーター振り切っている一番挑戦している作品だけやって俳優人生を終わろうと」と決意を明かしつつも、「大変じゃないシーンがなかった。生きて終われるのかなと思った」と苦労をにじませた大沢は「3週間ぐらいずっと走っていた。スタント(マン)がいるのかと思ったけどスタントもいなくて。『AI崩壊』ってタイトルだからCGをいっぱい使ってくれるんだろうなと思ったけんですけど、全くそういうところは使わなかった」と恨み節。岩田も「大沢さんが逃走劇でいろいろなアクションをされているのを見て申し訳ないと思いましたね。僕は理事官の役だったので操作室の中でのお芝居が多かったので」と恐縮しながらも、「本当にすごい映画ができてしまったなと。オリジナルストーリーで人工知能という大きなテーマを扱って、ド迫力の映像とカーアクションも本当にすごくて」と絶賛した。


会見には独特の捜査で桐生を追う刑事コンビ、「奥瀬久美」役の広瀬アリスと「合田京一」役の三浦友和も出席した。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)