トップへ

創業300年の老舗旅館が五感を刺激する「SHIROIYA HOTEL」として再生、レアンドロ・エルリッヒや藤本壮介が参画

2019年12月15日 09:12  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

外観イメージ Image by: 白井屋ホテル
2008年に廃業した前橋の老舗旅館「白井屋旅館」が、新たに白井屋ホテル株式会社を設立し、2020年夏に「白井屋ホテル(SHIROIYA HOTEL)」を開業すると発表した。

 白井屋旅館は江戸時代に前橋で創業し、旧宮内庁御用達の旅館として森鴎外、乃木希典など多くの芸術家や著名人が宿泊してきた。1970年代にホテル業へ転換するも、中心市街地の衰退に伴い2008年に約300年の歴史に幕を閉じた。
 来夏開業する白井屋ホテルは、前橋市の活性化を図る地域活動「前橋モデル」を主導する田中仁財団の活動の一環で開発。5年の歳月をかけて大規模な本館の改修と新棟の建設を進めており、空間デザイン、アート、食を通じて訪れる人の五感を刺激する新名所を目指すという。建物は2棟とも4階建てで、客室は25室を用意。全体のデザインと設計を建築家の藤本壮介が手掛けるほか、アーティストのレアンドロ・エルリッヒ(Leandro Erlich)やプロダクトデザイナーのジャスパー・モリソン(Jasper Morrison)、建築家のミケーレ・デ・ルッキ(Michele De Lucchi)など国内外のクリエイターが参画する。
【あわせて読みたい】宿泊型ミュージアムや"アートコレクターの住まい"など...京都で泊まれるアートホテル12選
■SHIROIYA HOTEL開業時期:2020年夏(予定)所在地:群馬県前橋市本町2-2-15客室数:25室階数:4階SHIROIYA HOTEL:公式サイト