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コンビニ駐車場、車放置の「汚客さま」も…「警察対応してくれない」店主の嘆き

2019年12月14日 10:32  弁護士ドットコム

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駐車場の利用マナーの悪さにコンビニが頭を悩ませている。店内には客がいないのに、駐車場に置きっ放しの車があるなど、あたかも「無料のコインパーキング」のように使われているという。


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京都府のローソンオーナーは11月、深夜の駐車場に長時間停まったままの車を見つけた。あとでビデオを確認したところ、ドライバーは若いカップルだったという。



「遅くに駐車場から出て行っていました。名古屋ナンバーだったので、紅葉を見に来ていたのかも。車を停めて、ご飯にでも行っていたんでしょうね」



その翌日にも置きっ放しの車があった。ビデオによると今度の持ち主は代行タクシーをともなって戻ってきたという。どこかで酒を飲んでいたということだ。



「警察を呼んだのですが、『私有地だから』と何もしてもらえませんでした。公道なら駐車違反なのに…。警察が動けないのを知ったうえで、(車の放置を)やっているんでしょうね」



法的には駐車代金相当(損害賠償)を請求できる余地はあるが、店と利用者の一対一のやりとりだと、相手から「逆ギレ」されたり、本部にクレームが入ったりする可能性もあって、あまり現実的ではない。



「オーナーの私がいるときならまだ良いですけど、クルー(店員)だけのときにはやらせられない」



●「1時間100円台の駐車代すら惜しいんでしょう」

このオーナーは今年8月に時短営業をはじめた。店を閉めたのに、置きっ放しの車があることから、車の放置に気づくようになったという。



店を閉める際、車が入ってこないよう駐車場をカラーコーンで囲っているが、放置車の持ち主たちはコーンをどかして、閉店中に帰ってしまうという。







「日中も車を停めて、店内・車内で休憩している人がいます。駐車場が埋まってしまうので、チャンスロスになっています。それでも、何か買ってくれていれば、『まあそれなら』とも思えますが、買い物すらしない人がいるので・・・」



場所にもよるが、京都は中心部のコインパーキングでも1時間100円台(夜)のところが複数あるようだ。



「その程度のお金も惜しいということなんでしょうね。京都は観光地ですから、年末年始はコンビニに車を停めてお参りに行く人もいます。期間中、駐車場を封鎖しているお店もありますね」



利用者側にコンビニを自分たちに都合がよいときだけ「社会インフラ」だと思い込んでいる部分はないだろうか。