リクルートライフスタイルは12月12日、「忘年会・新年会」に関する調査結果を発表した。調査は11月にネット上で実施し、20~69歳の男女1万6153人から回答を得た。
今年度の忘年会、新年会に参加する回数を聞くと、前年とほぼ同じ8割近くが「変わらない」(78.9%)と回答。一方、「昨年より増えそう」(9%)(前年比1.1ポイント減)、「昨年より減りそう」(12.1%、同1ポイント増)と減少が増加をわずかに上回っていた。
昨年度の平均参加回数は、忘年会で「1.07回」、新年会で「0.59回」となっており、今年度もほぼ同様になることが予想される。
会社関係の忘年会、女性は歳をとるほど参加しない傾向
1回あたりの予算については、最多が「5000円~6000円未満」(32.1%)。以降に「3000円~4000円未満」(22.4%)、「4000円~5000円未満」(22.2%)と続いた。
具体的な想定額を聞くと、平均は2016年から3年連続プラスの「4449円」(前年比54円増)だった。だが、実際に使う金額は例年増える動向があるため、今年度も参加費は増加することが予想される。
だが、今年度は10月に消費増税があり、上記の増減率では増税分に届かないため、実質は前年比マイナスと捉えることもできる。
地域別では、首都圏の「4460円」(同48円増)、関西圏の「4428円」(同46円増)を差し置き、東海圏だけが「4448円」(同96円増)で、前年度比の増減率が増税分を超える予測だった。
「誰と忘年会、新年会を行うか」を聞くと、1位は「会社・仕事関係」(45.1%)だった。2位は「友人・知人関係」(36%)。他に「家族・親族関係」(14.4%)、「趣味・サークル関係」(9.7%)といった回答が寄せられた。
性年代別にみると、会社関係の人と忘年会、新年会を開くと答えたのは「30代男性」(66.3%)、「40代男性」(63.8%)、「50代男性」(62.3%)といずれも過半数を超えたのに対し、「20代男性」(49%)では比較的少なかった。
一方、女性では「20代女性」(47.2%)の回答率が最も高く、「30代女性」(38.6%)、「40代女性」(35.6%)、「50代女性」(29.9%)、「60代女性」(15.3%)と歳をとるごとに割合は小さくなることが分かった。