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「その日、全国民が敵になった」 イーストウッド最新作『リチャード・ジュエル』日本版ポスター

2019年12月13日 08:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『リチャード・ジュエル』(c)2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

 クリント・イーストウッド監督最新作『リチャード・ジュエル』の日本版オリジナルポスターが公開された。


参考:サム・ロックウェルの弁護士姿も クリント・イーストウッド最新作『リチャード・ジュエル』新写真


 2020年1月17日に公開される本作は、一旦は英雄とされながらも、マスメディアや捜査機関の暴走で容疑者となった警備員、リチャード・ジュエルの実話をもとにした物語。1996年7月、警備員のリチャード・ジュエルは、米アトランタのセンテニアル公園で不審なリュックを発見した。中身は、無数の釘が仕込まれたパイプ爆弾。事件を未然に防ぎ、一時は英雄視された彼だが、現地の新聞社とテレビ局がリチャードを容疑者であるかのように書き立て、実名報道したことで状況は一変。さらに、FBIによる徹底的な捜査、メディアによる連日の過熱報道によって、リチャードの人格は全国民の目前でおとしめられていった。それは、出口の見えない孤独な戦いの始まりだった。そこへ異を唱えるために弁護士のワトソン・ブライアントが立ち上がる。無実を信じ続けるワトソンだが、そこへ立ちはだかるのは、FBIとマスコミ、そして約3億人のアメリカ全国民だった。


 公開された日本版ポスターは、実名報道されたことでメディアに取り囲まれ、沈痛な表情でうつむく、ポール・ウォルター・ハウザー演じるリチャード・ジュエルの姿を捉えている。後ろには、巨大権力に立ち向かう決意をした、サム・ロックウェル演じる弁護士のワトソンが厳しい表情で寄り添い、リチャードの隣でキャシー・ベイツ演じる母ボビが悲嘆にくれて涙ぐんでいる。報道陣の中には、オリヴィア・ワイルド演じるアトランタ・ジャーナルの女性記者キャシー・スラッグスと、ジョン・ハム演じるFBI捜査官トム・ショーの姿がある。(リアルサウンド編集部)