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バッグブランド「ハナアフ」を展開するバルコスが出店加速、都内初の旗艦店が目黒にオープン

2019年12月12日 16:52  Fashionsnap.com

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バッグブランド「ハナアフ(Hanaa-fu)」などを手掛けるバルコスが、全ブランドが揃う都内初の旗艦店「バルコス東京目黒本店」を出店する。オープン日は12月15日。

 新店舗はJR目黒駅から徒歩7分の下目黒2丁目に位置する路面店で、東京支社のオフィスおよびショールームとして使用していたフロアを店舗に改装した。売場面積約130平方メートルのワンフロア構成で、「ハナアフ(Hanaa-fu)」「バルコス(BARCOS)」「バルコスジェイライン(BARCOS J LINE)」「バルコスブルー(Barcos Blue)」など同社が取り扱う全ブランドを販売。常時約500点のアイテムをラインナップし、売場面積と商品展開数ともに都内のバルコス店舗では最大規模だという。内装デザインは「アート&ラグジュアリー」をコンセプトに掲げ、日本画家の彩蘭弥によるアート作品を壁面に描いたほか、ダンボール素材を重ねて作った美術作品のような什器を配した。
 バルコスは東京を含む全国の主要都市に2020年内に約25店舗をオープンする計画で、今年から来年にかけて実店舗の出店を加速。インフォマーシャルを中心に売上を伸ばしてきたが、インフォマーシャル単体の実績だけではなくテレビ放送による相乗効果で店舗やECへの送客が増えている点に着目したといい、バルコス社の担当者は「鳥取の本社に併設された店舗には、放送を見た観光客の方が多く買いに訪れておりテレビの影響力を感じている。インフォマーシャル、EC、実店舗を連動させながら送客を図っていきたい」と話す。現在の中心購買層は40~50代女性だが、実店舗を増やすことで幅広い年代にブランドの世界観を発信していくという。
 なお、ハナアフの商品が「バオ バオ イッセイ ミヤケ(BAO BAO ISSEY MIYAKE)」のバッグデザインと類似しているとして、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE INC.)から製造販売などの差し止めを求める仮処分の申し立てを受けたことについては、弁護士を通じて協議を進めている最中だという。
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■バルコス東京目黒本店オープン日:2019年12月15日(日)住所:東京都目黒区下目黒2-23-1公式サイト