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『PRODUCE 101 JAPAN』、JO1としてデビューする11名が決定 最終回でも個性豊かなステージ披露

2019年12月12日 06:11  リアルサウンド

リアルサウンド

『PRODUCE 101 JAPAN FAN BOOK』

 12月11日、『PRODUCE 101 JAPAN』がついに最終回を迎えた。これまでは動画配信サイト・GYAO!にて配信されていたが、最終回はTBSでゴールデン番組として生放送された。番組冒頭では同番組で国民投票によって新たに誕生するボーイズグループの名前が“世界の頂点を目指す”という意味である「JO1」になると発表された。また、デビュー後の活動としてすでにソフトバンクと広告契約したことや、2020年の春にデビューシングルが発売されることも発表され、今後の華やかな活動も期待させた。


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 ステージにファイナル評価に進出した練習生20人が登場すると、会場からは割れんばかりの歓声が。緊張した面持ちであったものの、初回放送時から大きく成長した練習生の姿はとても逞しい。番組を通じて様々な魅力を発信した練習生の紹介VTRは個性が溢れ、ここからさらにデビューメンバーが決定されるのは惜しく感じられるほどであった。


 最終デビュー評価1曲目は「YOUNG」。センターは川尻蓮。青と白に統一された衣装は爽やかだ。〈華麗に美しく〉という歌詞のようにしなやかなダンスでありながらも秘めた情熱を感じさせるクールなパフォーマンスだった。見せ場である赤いハンカチーフを上に飛ばす振り付けも印象的で、全体を通して盛り上がった。


 2曲目は「GrandMaster」。 センターは川西拓実。ストリートファッションの衣装にギターのイントロで登場するオーラに圧倒される。ロック調の楽曲に〈We got a crown〉という歌詞などで王者の風格や力強いダンスでアピールした。


 SPECIAL STAGEとしていきものがかりの「さよなら青春」のカバーも披露。先ほどのデビュー評価とは変わってカジュアルな衣装で登場した練習生たちがピアノの伴奏に合わせて心を込めて歌うのは新鮮であった。早くも目を赤くする練習生もおり、まさに“プデュ”の卒業ソング、集大成として感動的なステージであった。


 番組の後半ではデビューメンバーの発表が行われた。10位は金城碧海。一時期は85位であったが、セクシーさを武器にデビューを勝ち取った。9位は河野純喜。元気なイメージであるが、デビューが決まり「震えが止まらない」とコメントした。8位は木全翔也。日本のアイドル界を変えることが夢であると紹介されていた木全だが、「ありがとうございます」とお母さんに伝えたいと語った。7位は佐藤景瑚。これまでデビュー圏内に入ったことがなく、とても信じられないといった様子だったが、「家族に恩返ししたい」と感極まったようだ。6位は白岩瑠姫。「自分1人の力じゃない、全ての人に感謝したい」としっかりとしたコメントで最後まで“王子様”という印象を与えた。


 5位は鶴房汐恩。涙ながらに感謝を伝え、当日が誕生日だったこともあり、「素敵な誕生日プレゼントありがとうございます」とコメントした。4位は大平祥生。スピーチでは手を震わせながらも、「グループ評価の途中で亡くなってしまったおばあちゃんに、デビューという結果を届けられたかなと思います」と述べた。川西拓実は3位にランクインし、ダンスも歌も未経験であったが、見事にデビューを勝ち取った。言葉を詰まらせながらも「これからもサポートしてください」とファンに伝えた。川尻蓮は2位に。惜しくも最終で1位になれなかったことに対し、悔しい気持ちはあると話しながらも、これまで支えてくれた国民プロデューサーに沢山恩返ししたい、と語った。そして1位は豆原一成。JO1のセンターには岡山県出身の高校2年生が選ばれた。涙ながらに感謝の気持ちを伝える様子は、大人っぽい普段の印象から等身大の姿が垣間見えた。


 最後に発表されたデビューメンバーは11位の與那城奨。「言葉にならない、正直呼ばれない」と思っていたそうだが、「沖縄から世界へというスローガンを体現していきたい」と意気込みを語った。


 放送中はTwitterでも「#全員デビュー」がトレンド入りするほど、最終回を名残惜しく思うファンも多かった様子。これまでデビューを目指して努力してきた練習生に、沢山の感動を生んだ“プデュ”が終了してしまったことは寂しいが、デビューを控えたJO1はもちろん、惜しくも脱落してしまった練習生も応援していきたい。(momotoxic)