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「2人で遺影用の写真撮りに行かない?」 不測の事態に備えた言葉に夫の表情が……

2019年12月11日 10:42  おたくま経済新聞

おたくま経済新聞

「2人で遺影用の写真撮りに行かない?」 不測の事態に備えた言葉に夫の表情が……

 生きているといつ不測の事態に巻き込まれるとも限らないもの。世の中の痛ましい報道につい自分を重ねてしまうこともあります。そんな時、「私が死んだら遺影はどうなるんだろう?」と思ったとあるツイッターユーザーのつぶやきに、様々な体験談が寄せられています。


【さらに詳しい元の記事はこちら】


「旦那が明日死んだらどうしよう。
ここんとこ全然旦那の写真撮ってないんだわ。遺影に使えそうなの何にもない。
多分私の写真もないから、私が死んだら旦那も困るはずだ。


私が『ちょっと、明日2人で遺影用の写真撮りに行かない?』って言ったら、旦那がまるで殺人鬼を観る様な目で私を見て来た」


 と、夫婦で遺影に使えそうな写真がないことに気が付き、うっかり言ってしまった言葉をツイッターでつぶやいたのは、ネットユーザーで子育て真っ最中のカンパネラさん。


 続くツイートで、「違う、そうじゃない」の鈴木雅之さんのアノ画像を貼っていますが、ちょっと言葉足らずなままでご主人にうっかり言ってしまったがために、ヒヤッとする展開に……。


 このツイートを見た人たちはついクスッとなって、言葉足りないよ!とツッコむ人も割といたのですが、それ以上に、遺影についての話で大盛り上がり。


 よせられた声で多いのは、やはり急な不幸で遺影に使えそうな写真がなくてすごく探したり、仕方なく運転免許証の写真を使ったり、など……。あの免許証の写真、何であんなに無愛想な何かの犯人みたいな仕上がりになってしまうんでしょうね。筆者はあの写真だけはちょっと遠慮させて頂きたい……。



 とはいえ、確かに突然の不幸は予告なくやってきますし、70歳を過ぎたころに、「そろそろ終活を……」と考えている人も多いのは確か。筆者宅の両親も、それぞれ放っておけば命にかかわったかもしれない病気が早期発見できたのを機に、手術で切り取って完治。今ではピンピンしているくらいですが、いつどうなるかはそれこそ神のみぞ知る、といったところでしょう。


 そして筆者も、まともにメイクしてきちんとした状態の写真がないことに気が付いてしまったところ。でも免許証の写真だけはやめて~!


 やはり遺影に使えるきちんとした写真は、写真屋さんで撮影してもらうのが一番いいかもしれません。80歳を過ぎて毎年遺影を写真屋さんで撮ってもらっている人もいます。そして最近は、葬儀屋さんの互助会などのイベントや、生前葬儀相談会などを行っている葬儀会館で、遺影撮影サービスを行っていることもあるようですので、そういうところで撮影してもらうのも手かもしれません。


 また、年始の初詣に家族で行くのであれば、平服よりもちょっとかしこまった服装で初詣に行き、その時に家族写真を毎年撮る、というのも良いかもしれません。


 普段なかなかこういうことって考えつくことではないし、まだ元気なのに縁起でもない、と思う人も多いかもしれませんが、多くのリプライからも、突然の身内の不幸でちゃんとした写真がなかったという言葉を多く目にするにつけ、やはりどこか、人生や年の節目になるところで綺麗な写真を、しかもいい笑顔の写真を残しておくことは、残された人への気遣いにもなるかもしれませんね。


<記事化協力>
カンパネラさん(@campanella2058)


(梓川みいな)