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ゾゾタウンが中国に再上陸、WEARの機能を活かしたファッション情報の発信も

2019年12月10日 22:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

イメージヴィジュアル Image by: ゾゾ
ファッション通販サイト 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するゾゾ(ZOZO)が12月10日の今日、中国版ゾゾタウン「ZOZO」のサービス提供を開始した。日本のゾゾタウンから「アダム エ ロペ(ADAM ET ROPÉ)」「チャオパニック(CIAOPANIC)」など全177ショップが出店しており、今後も随時追加される予定。
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 中国版ゾゾタウンの販売代行手数料は、日本版ゾゾタウン出店時と同率。商品在庫は日本国内の物流センター「ゾゾベース(ZOZOBASE)」で管理し、注文を受けた時点で商品を日本から中国に発送している。越境ECに関する一連の法律や政策などに定められた条件をゾゾがクリアすることで、出店ショップの負担となる参入障壁を解消し、中国での主要決済手段の導入やAPI等のシステム開発、商標登録支援などを通して、出店ショップの中国での販売をサポートする。
 サイト上では商品の販売だけではなく、ゾゾグループが運営するファッションコーディネートアプリ「ウェア(WEAR)」の機能を活かし、ウェア上に蓄積されたユーザーのコーディネート投稿をもとにトレンドショップニュースや着こなしのコツといったファッション情報を発信。日本のファッション文化やファッションの楽しみ方を紹介しながら、商品購入につなげるという。メディア編集や翻訳等の業務をはじめ、日本国内から中国への配送や通関などの一連のフルフィルメント業務、カスタマーサポート業務などは、今年2月に設立した現地法人「上海走走信息科技公司(Shanghai ZOZO Co., Ltd.)」が行っている。
 ゾゾはスタートトゥデイ時代の2011年にも中国に進出していたが、2013年1月に撤退した。約7年を経て、中国国内の1人あたりの年間ファッション消費額は2012年と比較して約4倍に成長。また、中国メディアで日本のファッション文化を紹介する記事が多く見られるようになるなど、中国国内における日本のファッション文化に対する関心の高まりを背景に今回の再進出を決定したという。
スタートトゥデイとは?>>スタートトゥデイが「ZOZO」に社名変更へ(2018年掲載)