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"明日から本気出す"状態から脱出するためのIoTデバイスが登場 ボタンを押して集中・休憩の時間サイクルを管理

2019年12月10日 14:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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Discoverは12月10日、時間管理用IoTデバイス「kotobo」を発売した。勉強などの取り組みを開始する時にデバイスのボタンを押し、終わったら再度ボタンを押すことによって、自覚的に時間を管理できる。キャッチコピーは「"明日から本気出す"から抜け出そう。」だ。

活動に取り組んだ時間は自動でウェブアプリに記録され、表やグラフで表示される。まさに「時間の家計簿」だ。時間の使い方を見える化することでモチベーションの維持や向上に繋がるという。白と黒の2種類があり、税別1万1800円(送料込み)となっている。

「少しだけのつもりで見始めた動画サイト、気付けばもう2時間……」対策に

kotoboでは、生産性向上に役立つと言われる「ポモドーロテクニック」の手法が取り入れられている。タイマーを使い、25分間集中して5分間休憩という短いサイクルを繰り返すことで集中力を維持するというものだ。

同デバイスでも、初めにボタンを押すと、このサイクルに沿って休憩や再開のタイミングを光や音で知らせる。集中・休憩の時間はウェブ上で変更することができる。

「少しだけのつもりで見始めた動画サイト、気付けばもう2時間……」
「LINEやメールが気になって、集中力が続かない……」

といった悩みを持ち、先延ばし癖がついてしまった人向けに開発したという。

先延ばし癖の強かった開発者「10年間も思い続けていた資格を取ることができました」

スマホで作業や勉強時間を計る人もいるが、同社は「スマホは目の前にあるだけで『寄り道』のきっかけとなり、あなたの集中力を低下させます」「スマホは遠ざけておく・電源を切っておくのがベスト」と指摘。スマホが目に入るとつい手に取ってしまいたくなるが、kotoboはスマホやPCに繋がず、Wi-Fiで無線LANルータに接続して使うので、kotobo以外のデジタル製品を近くに置かなくても大丈夫だという。

また、カフェや図書館などWi-Fiが使えない場所でも使用できるよう、取り組み時間を本体メモリに直接記録し、Wi-Fi接続時にまとめて送信する機能も搭載している。

「ボタンを押すだけ」というシンプルなデバイスではあるが、同社は、

「シンプルだからこそ、あなたの集中力を最大限に高めるサポートができると考えています。実際に、先延ばし癖の強かった私でも、『kotobo』のおかげで自己管理がしやすくなり、10年間も思い続けていた資格を取ることができました」

とコメントしている。