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シャネルやギャルソンの古着を藍染で再利用、沖縄拠点の「ボクハクマ」が本格始動

2019年12月09日 22:02  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

コレクションの一部 Image by: BOKU WA KUMA
「ガルシア・マルケス(GARCIA MARQUEZ)」創業者の石丸圭子によるリメイクを中心とした新ブランド「ボクハクマ(BOKU WA KUMA)」が本格始動する。これまではポップアップストアとオンラインストアのみでの販売だったが、2020年1月に1号店を那覇市に出店する予定で、エコにも貢献するアイテムを通じて古着や藍染の魅力を発信していく。
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 石丸は、1999年に表参道にヨーロッパのヴィンテージアイテムのリメイクを中心に扱うショップ「ガルシア・マルケス」を石丸アキヒコと共同でオープン。2007年秋からは「クリスタルボール(Crystal Ball)」にブランド名を改め、ボストンテリアのキャラクター「ヒッピー」をあしらったアイテムを中心に販売してきたが、2010年にブランドを売却し、石丸は沖縄県に拠点を移した。
 ボクハクマを立ち上げたきっかけは、タイ・バンコクの旅行中に出合った藍染。着心地の良さや色合いの美しさに魅了され、サコンナコーンの藍染工房を訪問した際には石丸自身の古着を染めてもらったという。これらの体験から、古着と藍染を掛け合わせることでサステナビリティーにも貢献できると考え、2019年6月にリメイクブランドとしてボクハクマを設立。これまでに那覇市百貨店「リウボウ」やショッピングモール「那覇OPA」などにポップアップストアを出店した。
 ブランドでは、「シャネル(CHANEL)」や「グッチ(GUCCI)」などのハイブランドのほか、「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」や「メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)」といったブランドのヴィンテージアイテムを国内外からセレクトし、サコンナコーンの藍染工房で染色。シャツやニット、スウェット、スカート、パンツなど様々なアイテムをメンズとウィメンズ向けに公式オンラインストアで販売しており、商品の中心価格帯は1万円~3万円。大量消費社会のなかで、一着を長く愛してもらうきっかけになるようなアイテムを企画していくといい、今後はオーガニック素材を使ったオリジナルアイテムの販売も検討している。
■ボクハクマ:公式サイト