JTBは12月9日、「ボーナスと旅行に関する調査」の結果を発表した。調査は11月にネット上で実施し、20~60代の男女1000人から回答を得た。
今冬のボーナスについて、「(ボーナスを)もらえる」(41.2%)と回答した人は4割にのぼった。使い道を聞くと、最多が「貯金」(73.7%)。さらに、「買い物」(45.6%)、「旅行」(38.7%)、「外食」(31.5%)、「家族へのプレゼント」(15.7%)などが続いた。
2人に1人が「旅行に行きたいけれど、難しそう」
ボーナスの使い道を年代別でみると、20、30代では他の年代と比較し「貯金」(各83.5%)と回答した人が多かった。貯金する理由としては、1位の「将来が心配だから」(70.1%)が圧倒的に多く、次いで「欲しいものをいつか買うため」(38.3%)、「子育てのため」(12%)が続いた。
一方、60代の使い道では「旅行」(49.5%)という回答が目立った。今冬について「旅行に行きたいけれど、現実的には難しそう」(51.2%)という回答が最多で、「旅行に行く予定がある」(34.2%)という人は約3割にとどまった。
しかし、前述のボーナスをもらえる人のうち、半数近く「旅行に行く予定がある/行きたいと考えている」(47.3%)と回答しており、自由に使えるお金が増えれば旅行に行きたいと考える人も増えると言えそうだ。
また、「この冬にどんな旅行に行きたいか」という質問では、最多が「温泉地でほっこり楽しむゆったり旅行」(54.3%)だった。このほか、「おいしいごはんを食べて食べて食べまくるまんぷく旅行」(32.5%)、「いつかは行きたかった旅行先へ行く満願旅行」(23.9%)といった回答が続いた。
国内旅行の平均予算は「4万4790円」
旅行に「行く」とした人に、旅行の一人あたりの予算を聞いたところ、国内旅行は平均4万4790円、海外は平均17万2003円という結果だった。
国内旅行の予算を旅行タイプで比較すると、「LCCやパッケージ旅行で安く楽に旅行をしたい派」は平均4万4812円、一方、「旅行する際にはホテルや移動の質を重視する派」は4万9689円と約5000円の差があることが分かった。
また、海外旅行になると差は広がり、「安く楽に旅行をしたい派」は平均15万2305円に対し、「質を重視派」は平均20万2344円と約5万円の差があった。