ディップは12月3日、「1on1導入実態調査」の結果を発表した。調査は11月にネット上で実施し、22~65歳の社会人男女2000人から回答を得た。
「1on1制度」は、定期的に上司と部下が行う1対1の面談制度。同制度を知っているかを聞いたところ、「聞いたことがある」(34.8%)と回答したのは3人に1人にとどまった。認知度はまだまだのようだ。「聞いたことがある」と答えた人のうち、勤務先で実際に1on1制度を導入しているのは41.8%で、全体でみると15%ほどだった。
「直近1週間以内に上司に褒められた」という人は3人に1人
同社のリリースによると、「1on1制度」を導入することで、上司が部下をスムーズに「ほめる」「相談する」などのコミュニケーションを取れるメリットがあるという。
「直近1カ月で上司に褒められたいと思ったことがあるか」を聞くと、過半数が「思ったことがある」(51.7%)と回答した。また、「直近1週間以内に褒められた」という人は34.4%という結果に。
さらに、「同僚に悩み事や本音を言えるか」を聞くと、6割近くが「言えない」(57.8%)と回答。同僚や職場の人に悩みを相談することが難しい現状がうかがえた。