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流行語大賞・年間大賞“ONE TEAM”に世間の声 「使いづらい」「定着して欲しい」

2019年12月05日 11:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ラグビー日本代表チームのスローガン「ONE TEAM」が流行語大賞・年間大賞に選ばれる(画像は『日本ラグビーフットボール協会 2019年12月2日付Twitter「【日本代表】ラグビー日本代表のスローガン『ONE TEAM』が新語・流行語大賞年間大賞に選ばれました!!」』のスクリーンショット)
『2019ユーキャン新語・流行語大賞』の表彰式が12月2日に行われ、年間大賞に「ONE TEAM」が選ばれた。日本のみならず世界が沸いた『ラグビーワールドカップ2019』で初の8強入りを成した日本代表チームのスローガンだ。その流行語大賞発表を受けてTwitter上では様々な声が飛びかっている。

『新語・流行語大賞2019』ノミネート30語が11月6日に発表され、ラグビーW杯日本大会関連では「ONE TEAM(ワンチーム)」、「ジャッカル」、「笑わない男」、「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」、「にわかファン」の5ワードが入った。ラグビーW杯で多くが盛り上がりはしたものの、そうでない人にとっては「ジャッカル」や「笑わない男」と言われてもピンとこなかったかもしれない。

このたび年間大賞に「ONE TEAM」が選ばれると、Twitter上で「『ONE TEAM』の意味を知らなかったのは、私だけでしょうか…」、「オレも『one team』聞いた事ない」という声が見受けられるのもそのような状況からだろう。

一方では「今年の流行語大賞 #ONE TEAM いいお言葉すぎて軽々しく使えない」、「なるほど使いにくい言葉ではある でも前向きな言葉が選ばれるのはいいことだ」といった意味を理解したうえで「使いづらい」との意見もあった。

また、日本テレビの森圭介アナウンサーがTwitterで「流行語っていうことになると、とたんに使いづらくなるよなぁ」とつぶやいたところ、フォロワーから「稲垣選手に至っては余計に笑えなくなったそうです」、「去年の『そだねー』がそうでした。普通の北海道民で普通に使ってたのに…」と共感するコメントが寄せられた。

なかには「流行語だとわかってない人もいるはずです! 普段通りお使いいただきたいです」や「ONE TEAMはオリンピックに向けても、温暖化対策に向けても、定着して欲しいいい言葉と思います」いう声もあり、捉え方は様々である。

ちなみに『ユーキャン新語・流行語大賞』とは「現代用語の基礎知識」の主催で選考委員がその年話題となった新語・流行語を決定する年末の恒例行事であり、その言葉が「使いやすい」かよりも「話題性」で選ばれているようだ。

画像は『日本ラグビーフットボール協会 2019年12月2日付Twitter「【日本代表】ラグビー日本代表のスローガン『ONE TEAM』が新語・流行語大賞年間大賞に選ばれました!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)