企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は11月上旬、「広告業界の労働時間の満足度が高い企業ランキング」を発表した。人材サービス業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「労働時間の満足度」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「人材サービス」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上評価が寄せられた企業。対象期間は、2015年4月~2018年3月。
1位は「スタッフサービス」で、労働時間の満足度は5点中3.51。2位以降、「リクルートスタッフィング」(3.48)、「パーソルテンプスタッフ」(3.30)、「パーソルキャリア」(3.23)、「パソナ」(2.88)と続く。
スタッフサービス「基本的にはお客様の都合によるが、そういった働き方ができる人なら問題ない」
1位「スタッフサービス」の働く人からは、
「残業は多くもなく少なくもなく、休日出勤もほとんどないので良いのでは。基本的にはお客様の都合によるところもあるので、そういった働き方ができる人なら問題ないと思います」(研究開発/30代前半男性/年収450万円/2016年度)
といった口コミが寄せられている。同社は、人材派遣業、紹介予定派遣業、人材紹介業を展開しており、「オー人事」などで有名だ。スタッフサービスグループは、2007年よりリクルートグループに属している。当時は、人材派遣最大手を業界5位が買収したということでも話題になった。
総合職はフレックスタイム制を採用しており、フレキシブルタイムは7~22時。年間休日が125日あるほか、夏季特別有給休暇、リフレッシュ休暇なども用意されており、休暇制度を充実させている。
また、キャリア自己申告制度、社内公募制度、資格取得報奨金、手挙げ制eラーニングなど、意欲がある社員が成長しやすい環境を整えている。2017年度の正社員・契約社員(グループ全体)の平均残業時間は25.2時間、有給休暇の平均取得日数は9.9日。
また、1か月単位の時差勤務、時間単位の有給休暇取得、月2回以上のノー残業デーなど、業務の効率化につながる施策も次々と実行し、労働時間削減に成功している。月の平均所定外労働時間は、36.1時間(20117年度実績)。