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イチロー“国民栄誉賞辞退”の報道に反響「かっこいい」「偉大過ぎる!」

2019年12月04日 17:32  Techinsight Japan

Techinsight Japan

シアトル・マリナーズ公式インスタが投稿したイチローの姿(画像は『Seattle Mariners 2019年9月27日付Instagram「Real recognize real. #HappyFélixDay」』のスクリーンショット)
元プロ野球選手のイチロー氏が安倍晋三首相から国民栄誉賞を打診されながら辞退したようだ。12月3日にスポーツ紙がネットニュースで「4度目の『国民栄誉賞辞退』か」と報じたもので、そのなかに安倍首相がイチロー氏に国民栄誉賞を打診したのは「桜を見る会」を巡る野党の追及から逃れる目的があったのではないかと説かれていた。そうした内容を受けてTwitter上で「イチローかっこいいな」、「イチローを利用するな」などの反響を呼んでいる。

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プロ野球では1992年から2000年までオリックス・ブルーウェーブで活躍したイチロー選手。2001年からシアトル・マリナーズでプレーするとメジャーリーグでも一躍人気選手となった。シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・ヤンキースなど球団を移りながら2018年に再びマリナーズに戻って今年3月21日、東京ドームで行われたアスレチックス戦で引退発表した時の光景が思い出される。

歴代22位となるメジャー通算3089安打及び日米通算安打4367本など数々の記録を持ち、2009年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で勝ち越し弾を放ち、日本代表を世界一に導いた活躍は今も語り草だ。

現役引退後は4月30日からシアトル・マリナーズの会長付特別補佐兼インストラクターを務めており、イチロー氏が国民栄誉賞にふさわしい人物であることは国民の多くが認めるところだろう。

このたび4度目の辞退が報じられると、Twitter上では「イチロー偉大すぎる。これは逆説でもなく、断れば断るほど、ますます国民栄誉賞がふさわしくなっていく」や「今までのイチローの言動を知ってれば国民栄誉賞なんて辞退しない方が不自然なわけで、そこにイデオロギーが入り込む余地なんてないんだよね。むしろ彼をバカにしてると思うよ」、「イチローはもっと高い名誉を保持しているので、安倍政権と関わりたくないだろ。品が落ちる」といった声も見受けられた。

彼は現役時代からフジテレビのドラマ『古畑任三郎ファイナル』第41回「フェアな殺人者」(2006年1月4日)で本人役を好演したり、最近ではオリックスグループのCM『やる気MAX!ORIX!』シリーズで川栄李奈と共演するなどタレントとしても才能を発揮している。

また12月1日には、自身が率いる草野球チーム「KOBE CHIBEN」の初戦に先発投手・9番打者で出場した。智弁和歌山の教職員チームを相手に9回131球を投げて16奪三振で完封、打者としても4打数3安打1四球と「やる気MAX」なところを見せた。

そのように好きな野球やタレント活動をのびのびと楽しむイチロー氏にとって、国民栄誉賞は足かせとなるのではないか。もしかするとそのあたりに辞退した理由があるのかもしれない。



画像は『Seattle Mariners 2019年9月27日付Instagram「Real recognize real. #HappyFélixDay」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)