PGF生命は12月3日、「人生の満足度に関する調査2019」の結果を発表した。調査は10月にネット上で実施し、20~70代の男女2000人から回答を得た。
就業者1236人に仕事・職業に関する総合的な満足度を聞くと、4割近くが「満足している」(36.6%)と答えたものの、前年から5ポイント下降する結果に。一方、「満足していない」(29.7%)と回答した人も3割近くいた。
ワークライフバランスの満足度は男性のほうが低い傾向
性年代別にみると、男女ともに満足度が最も低かったのが、就職氷河期にあたる「40代」(男性:23.7%、40代女性:36.7%)。次いで、男性では「50代」(32%)、「30代」(32.3%)と続き、女性では「20代」(38.2%)、「50代」(42.9%)という結果だった。
続いて、「報酬」に対する満足度を聞くと、4人に1人が「満足している」(25.4%)と答えた一方、半数に迫る「満足していない」(45.3%)と回答した。「満足している」と回答した人の割合を就業形態別にみると、「その他」(41.9%)を除いた最多は「公務員・団体職員」(40%)。以降に「アルバイト・パート」(26.4%)、「会社員(正社員)」(24.7%)、「契約社員・派遣社員」(20.8%)などが続いた。
「職場の人間関係」については、4割以上が「満足している」(43.2%)と回答。「満足していない」(23.9%)とした人を大きく引き離していた。「ワークライフバランス」の満足度でも、「満足している」(43.3%)が「満足していない」(21.6%)の2倍以上に。ただ、「福利厚生」については、「満足している」(29.5%)とした回答に対し、「満足していない」(34.7%)が割合を上回った。
「満足」の割合を男女別にみると、「職場の人間関係」(男性:40.3%、女性:47.6%)、「福利厚生」(男性:29%、女性:30.4%)では、いずれの項目でも男女で大きな差はなかった。一方、「ワークライフバランス」(男性:38.3%、女性:50.8)では、半数を超えた女性と男性の間に12.5ポイントもの差が開くことが分かった。