IT企業のコンプライアンスは12月2日、「ホストの実態調査」の結果を発表した。調査は11月にネット上で実施し、現役ホスト1009人から回答を得た。
「ホストになってよかった」と回答した人は72.5%。思い出のエピソードを聞くと、「150万円の腕時計をプレゼントされたこと」(東京都/30代)、「酔い潰れて朝起きたら金髪モヒカンになってた」(東京都/30代)といった声が寄せられた。
「お酒が飲めるホストと飲めないホストでは売上に違いがある」と8割が回答
ホストクラブといえば、シャンパンコールなどお酒がつきものというイメージを持つ人も少なくはないだろう。実際に「お酒は飲める」という人は91.9%。「お酒が飲めるホストと飲めないホストでは売上に違いがある」は82.8%となった。飲めた方がいい理由としては、
「お酒を飲むことで話しにくいことをお客さんと話せたり、打ち解けるまでの時間が短くなったりする」(福島県/20代)
「自分自身が飲んで、お客さんも飲めばそれだけ売上が上がる」(東京都/20代)
といった声が寄せられた。中には「お酒が飲めない人は、お客さんが今何を飲みたいか察知する能力が低いと思います」(東京都/30代)と主張する人もいた。
一方、お酒を飲めないホストもいる。実践している対策を聞くと、最多は「ゆっくりと飲む」(36.7%)で、以降に「お酒に見立てたドリンクを飲む」(35.1%)、「後輩に飲ませる」(19.9%)と続く。中には「飲んだものをすぐ吐く」(7.4%)という人もいた。
二日酔い失敗談「営業開始から5時間遅刻して出勤…当然店長には怒られました」
No.1ホストになるためのテクニックについては「女性の連絡先を増やしマメに連絡する」(34.9%)が最多。次いで「お客さんが何をすれば喜ぶか常に考える」(32.1%)、「高いお酒を注文させる」(25.9%)、「トップの先輩の真似をとにかくする」(6.1%)と続いた。
客がお酒を飲めない人だった場合に盛り上げる方法を聞くと、4割近くが「お客さんが喜ぶ話を常にする」(38.3%)と答えた。他に「自分自身が飲む」(29.6%)、「後輩にお酒を飲ませて盛り上げる」(23.7%)という回答もあった。
二日酔いで失敗したことを聞くと、1位は「遅刻・欠勤してしまった」(37.1%)で、2位以降に「店で倒れてしまった」(21.9%)、「トイレから出られなくなった」(19%)、「お客さんの前で吐いた」(17.3%)と続いた。具体的には
「営業開始から5時間遅刻して出勤…当然店長には怒られました」(兵庫県/20代)
「先輩からの電話で起きて、頭がガンガンする中ダッシュして向かった」(大阪府/40代)
といった声が寄せられた。また、二日酔いで出勤したが「気分が悪く出勤はしたものの、本調子とならず盛り上げることができなかった」(広島県/30代)という人もいた。
忘年会・新年会が多くなるこれからの季節。同社は「お酒があまり強くない人は、ホストが実践する『ゆっくり飲む』や『お酒に見立てたドリンクを飲む』といったテクニックを使い、飲み会の場を楽しんでいきましょう」とコメントしている。