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新しい地図 稲垣&草なぎ&香取がキャプテンとしてカラーを発揮 スポーツの素晴らしさ伝えた『ななにー』大運動会

2019年12月02日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)AbemaTV

 稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が毎月第一日曜日に7.2時間の生放送を繰り広げる『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)。12月1日は5時間にも及ぶ大運動会で2019年最後の放送を盛り上げた。


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 総勢60名のゲスト、そして1000名の観客が集結した大運動会。稲垣(青)チーム、草なぎ(黄)チーム、香取(緑)チームに分かれ、大玉運びや人間ボーリング、観客席への借り物競争などユニークな種目で競い合った。


 各チームのキャプテンとなった3人は、肩を並べて「宣誓! 我々選手一同はスポーツマンシップにのっとり……」と選手宣誓を披露。「ギターはっぴょう会で汗をかいてギターをかき鳴らしたときのように全力で」(草なぎ)、「ビストロ ジョー (BISTRO J_O)でメニューを考えたときのように頭脳も駆使しながら」(稲垣)、「ヤンチャにおてんばに全力で10%(テンパーセント)の力と気持ちで頑張ることを誓います!」(香取)と、それぞれの2019年の活躍を象徴する言葉を散りばめていく。


 また、選手全員で取り組んだ準備体操は、大会審査員長を務めた山村紅葉による“紅葉体操”だ。「大きな紅葉のように~」と優しい掛け声で、体をほぐしていくゲストたち。かと思えば、いきなりマネキンチャレンジに突入! と、実に『ななにー』らしい運動会の幕開けとなった。


 以前、『ななにー』にもゲスト出演し、少女漫画のキャラクターのような“Matt加工”で注目を集めたMattも、この日選手レポーターとして大活躍。ゲストたちに声をかけては「かわいー!」と写真撮影。山村や阿佐ヶ谷姉妹や中澤佑二らを、次々とMatt加工を施す。その変身っぷりに会場は大いに沸いた。ゲストから、徐々にファミリーに。そんな嬉しい繋がりが広がっていくのも、香取曰く「遊び場」である『ななにー』ならではだろう。


 また、チームカラーのTシャツ、リストバンド、はちまき姿で勢揃いするはずが、なぜか稲垣のおでこには青のはちまきが見当たらない。髪型が崩れるという理由から、稲垣ははちまきNGというお達しが。“独自の美学を貫く稲垣”という個性を、みんなで微笑ましく見守るやさしい世界なのも『ななにー』の居心地の良さだ。


 各種目を通じて、見えてきたのは、キャプテンのカラー。なんでもやってみようと臆することなくチャレンジする草なぎチーム。慎重かつ大胆にクレバーな攻めを見せる稲垣チーム。そんな2チームの間に立ち、ブラック企業ぶってみたり、ときには真面目すぎるコメントをしたり、バラエティ的に楽しませようとしてくれる香取チーム。


 やって見なければわからない1発勝負の生放送にも関わらず、最後の最後までどのチームが優勝してもおかしくない展開になるのも、彼らの“持ってる”部分。彼らの長年培ってきたエンタメスキルに感心してしまう。それぞれの個性を発揮して、ゲストや観客たちを楽しませながらも、もちろん勝負となれば全力だ。キャプテン3人による50m走や、1チーム15名対抗リレーでは、その真剣な眼差しにグッとくるものがあった。


 パラサポのスペシャルサポーターとして参加している『パラ駅伝』にも通じるが、彼らがスポーツと向き合う姿には、そこにいる全ての人の心を近づける不思議な力があるように思えてならない。勝者を称えることはもちろん、自然とラストにゴールテープを切る人にも拍手と歓声が届けられる。競技に参加した人のみならず、それを見守った人にまで温かい気持ちが流れてくるのだ。


 2020年はいよいよスポーツの祭典が、日本にやってくる。リレーを走り終えた草なぎが「NAKAMAって素晴らしいな、スポーツって素晴らしいな」という言葉は、きっと来年何度も私たちの胸によぎることだろう。次回の『ななにー』は、2020年1月1日元日。彼らと共に迎えるスポーツイヤーを、大いに楽しもうではないか。(佐藤結衣)