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「中国人は採用しません」ツイートの東大・大澤特任准教授がついに謝罪

2019年12月01日 16:31  弁護士ドットコム

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東京大学大学院情報学環・学際情報学府の大澤昇平特任准教授がツイッターで、「(自社では)中国人は採用しません」「そもそも中国人って時点で面接に呼びません。書類で落とします」などと投稿していた問題をめぐり、大澤氏は12月1日、自身のツイッターで、「この度は当職による行き過ぎた言動が、皆様方にご迷惑、不快感を与えた点について、深く陳謝します」と謝罪した。


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この発言をめぐっては、東京大学が「問題発覚後、書込みの削除を含む注意指導を繰り返しおこなっていますが、まだ削除されておりません」とのメッセージを公表するなど、物議を醸していた。



一方、大澤氏は「不当な『数のテロリズム』に屈するつもりはありません」などと反発を続けていた。以下、大澤氏の謝罪ツイートを紹介する。



●大澤氏の謝罪ツイート「AIが適合し過ぎた結果である『過学習』によるもの」

一連のツイートの中で当職が言及した、特定国籍の人々の能力に関する当社の判断は、限られたデータにAIが適合し過ぎた結果である「過学習」によるものです。



誤解のおそれのあると見られるツイートを削除し、今後は本業と関係のないツイートは自粛します。



二度と特定の人々に悲しい思いをさせぬよう、諸先輩方のお力添えを受けつつ、人権、歴史、社会について勉強をし直す所存です。



何卒、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いします。



当職は自由こそがイノベーションを生み、人類を発展させると信じてきました。



世界は自由でなければならず、独裁は許されないことです。



まして、それによって人々の自由が制限されたり、財産が奪われたりすることには不寛容であるべきです。



平素よりウイグルやチベット、そして香港の人々には共感しておりました。



が、その義憤が、今回の行き過ぎた言動に繋がってしまった点は否定できません。



しかしながら、独裁に抗議するのであれば別の表現をするべきであり、その点に配慮がなかった点について深く反省しています。



なお今後、当職のツイートを差別に用いることはくれぐれも自粛願います。