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有明地区で都内最大の開発プロジェクト、200店超を集積する大型商業施設や温浴施設が開業へ

2019年11月29日 12:32  Fashionsnap.com

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商業別棟(左)ホテル棟(右)外観イメージ Image by: 住友不動産
住友不動産が開発を進めている東京湾岸有明複合開発プロジェクト「有明ガーデン」の概要が発表された。都内最大の開発面積である約10.7ヘクタールの街区に、大型商業施設やタワーマンション、ホテル、多目的ホール、劇団四季の劇場などを建設予定で、2020年4月から順次開業する。

 有明ガーデンの開発が進められている臨海副都心は、特定都市再生緊急整備地域やアジアヘッドクォーター特区指定地域に位置し、東京の国際的な都市競争力向上の推進を担う重要エリアとして整備が進められている。特に有明地区は2020年以降、湾岸エリアの中で最も人口が増加すると予測されており、住友不動産は「カラフル(多彩)×ワンダフル(感動、ライブ感)×ハートフル(寛ぎ、癒し、優しさ)」をテーマに、新たな賑わいを創出する新拠点の形成を図るという。
2階センタースクエアイメージ
 「カラフル」を演出するのは、敷地面積約2万平方メートル、延床面積約8万7,000平方メートルの広さを有する大型商業施設。地下1階から地上5階の6フロアにアパレルや食物販、雑貨、アウトドア、スポーツ用品を中心に約200店舗を集積する。また、敷地内の全11ヶ所に総面積2万3,000平方メートルのイベントスペースを設け、店舗や地域と共同で音楽イベントやフリーマーケット、ワークショップ、劇団四季のイベントなどを開催するという。
 「ワンダフル」な体験を提供する施設として、国内最大の劇場型ホール「東京ガーデンシアター」や、約1,200席を有する劇団四季の専用劇場「有明四季劇場」を建設。有明四季劇場は2021年4月オープン予定で、ミュージカル「ライオンキング」のロングラン公演を行う予定だ。

国際会議開催イメージ

 街区の西側と南側には「ハートフル」をテーマにした寛ぎの空間を演出。イベントホールの西側に位置するハイグレードホテル「ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」は全749室の客室を用意し、ダブルやツインルーム、トリプル、フォースルーム、和洋室など全11タイプを提供する。また関連施設として、国際会議も可能なホールや最大180人を収容する貸し会議室、長期滞在可能なサービスアパートメント、早朝から深夜まで利用可能なレストランを備える。
客室内完成イメージ
 24時間営業の露天風呂付き大規模温浴施設「泉天空の湯 有明ガーデン」は、ホテル宿泊者に加えて地域居住者や来訪者も利用可能。約3,000平方メートルの広さの施設で日替わり湯や炭酸泉の内湯、寝転び湯など5種類の内湯のほか、女性専用ジャグジーを設置した露天風呂、5種の岩盤浴が体験できるという。また、女性向けの休憩室やクールルーム、サウナ、エステ、アカスリなどの設備とサービスを提供。併設のレストランでは健康を意識したメニューを販売する。
露天風呂完成イメージ
 このほか、総戸数1,539邸の大規模免震トリプルタワーマンション「シティタワーズ 東京ベイ」を建設。約3万8,000平方メートルの緑化エリアには「有明ガーデンパーク」「約450mの街路樹」などを展開する。
■有明ガーデン住所:東京都江東区有明2-1敷地面積:約10万7,000平方メートル延床面積:全体33万3,500平方メートル店舗数:約200店舗特設サイト