2019年11月29日 07:01 リアルサウンド
野球好きで知られるタレントの伊集院光が、11月25日に放送されたラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)で、メジャーリーグのシカゴ・カブスに所属するダルビッシュ有投手のYouTube活動を絶賛した。
(参考:中田英寿、イチロー……“メディア嫌い”のスポーツレジェンド、なぜ続々YouTubeデビュー?)
ここ最近、YouTuber・ダルビッシュの活躍が目覚ましい。公式チャンネル自体は2年以上前から開設され、投球練習の模様やブルペンでの風景、さらにはトミージョン手術明けの心境などを収めた動画が数本公開されていた。これだけでもファンにとっては垂涎ものだが、今季シーズンオフに入ったあたりから、動画投稿頻度が急上昇。1日1本は当たり前、多い時で1日2本という、専業YouTuber顔負けのすさまじいペースで更新しているのだ。
しかもその内容がすごい。「日本時代にすごいと思った打者」「喫煙事件の真相」をはじめとした知られざる過去の秘話から、「祖父江選手、中継ぎ投手の評価について」など球界への提言、果ては、「野球バカでも簡単に作れてしまう自家製チャーシュー」「ゲーミングPC買う」といった全く野球と関係ないものまで多彩なコンテンツを展開し、新たな動画が上がるたびにネット上で話題を呼んでいるのだ。
こうしたダルビッシュのYouTube上における活躍を伊集院も注目しているらしく、「野球選手のYouTubeすごい出てきてるんだけど、ダルビッシュ選手のYouTubeがすごい面白い」と絶賛。「全部自分でやってるっぽいんだよね。編集とか、セッティングとかを」とただ動画に出演しているだけではないことを説明したうえで、「YouTuberとして進化しようとしてる感じ」とその努力を讃えた。
伊集院が指摘するように、最近では新庄剛志、井端弘和、里崎智也や高木豊など、球界OBがYouTubeで精力的に活動し、野球ファンを喜ばせている。そのなかでも、現役でメジャーのエースを張るダルビッシュの本格参戦は異例中の異例で、歯に衣着せぬストレートな言葉と、あまりにYouTuber、あるいはネットカルチャーと親和的な姿勢に、注目が集まっていたところだ。
伊集院はさらに、「ちょっと、音量調節が上手くいかないみたいなトーンから入ってんの(笑)。すごいよ」と、動画職人的な姿を見せるダルビッシュに感心しつつ、「ウチには、岡部君(※長年同番組でミキサーを務めている、岡部勉氏のこと)っていうすごい音量調節の上手いのがいて。何なら、ダルビッシュに貸しますけどね。岡部君は相当、きちんと音量調節やってますよ(笑)」と、スタッフの派遣を申し出ていた。
(こじへい)