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パリ発「both」が世界初の旗艦店を表参道に出店、チャンキーなラバーソールが特徴のフットウェアをラインナップ

2019年11月29日 00:02  Fashionsnap.com

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パリ発のブランド「ボース(both)」が11月29日、世界初の旗艦店を表参道に出店する。

 ボースはシンガポールのATXグループが2016年に設立。パリを拠点に構えているが、ベルリンや上海などに点在する国籍や活動拠点の異なるクリエイターやディレクターらが集まり、ブランドを手掛けている。ブランド名の「both」は「古いものと新しいもの」や「東洋と西洋」「洗練さとラフさ」といった対極の要素を融合させるという意味合いを持ち、ブランドコンセプトとしてプロダクトをはじめ、新店舗の内装にも投影している。
 主にラバー素材にフォーカスしたフットウェアを展開しており、全てのシューズにはラバーの化学式がプリントされたタグが付属。チェルシーブーツやダービーシューズ、機能素材を用いたスニーカーのアッパーにチャンキーで構築的なソール「GAO」をドッキングさせたハイブリッドなモデルのほか、様々な模様のパーツを一つのソールに施した「BROKEN-C」シリーズなどを揃える。中国に自社工場を持つことから高度な技術を用いた実験的なデザインの具現化が可能だといい、大胆なフォルムのラバーソールをはじめ、ひび割れやディップ加工など様々なテクスチャーをラバー素材で表現している。デザインはユニセックスで、メンズとウィメンズサイズを用意する。2020年春夏コレクションからはフットウェアのほか、バッグなどのアクセサリーの展開もスタートする予定。

 旗艦店のオープンを記念し、ファッションブランド「ジェニーファックス(Jenny Fax)」と「Celebration」をテーマにシューズを制作。ベビーピンクとブルーのディップ加工を施したシューズを店内で販売するほか、インスタレーションを展示する。
ジェニーファックスのインスタレーション
 ブランド初の店舗を東京に出店した理由としてブランドディレクターのAngela Ngは「これまで『GR8』や『オープニングセレモニー』、伊勢丹新宿店のメンズ館などで取り扱いがあったが、東京の特に若いカスタマーからの反応が良くニーズがあった。ブランドとの相性の良さをメンバー皆が感じたのが東京だった」といい、将来的にはアメリカ、香港、上海などのアジア、ヨーロッパなどにも店舗を拡大していきたいという。

■ both住所:東京都港区北青山3-9-1営業時間:11:00~20:00