映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が2020年6月から全国東宝系で公開される。
同作は、1998年の長野オリンピックで、スキーのテストジャンパーを務めた西方仁也の実話をもとに描くオリジナルストーリー。リレハンメルオリンピックで金メダルを目前にしながらも逃し、その後は膝の故障により代表の座を逃した西方仁也は、テストジャンパーとして長野オリンピックに参加するが、ラージヒル団体戦のメダルがかかった競技が猛吹雪により中断され、審査員から「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら再開する」という判断が下されるというあらすじだ。
主人公の西方仁也役を演じるのは田中圭。監督を『荒川アンダーザブリッジ THE MOVIE』『ステップ』の飯塚健が務め、脚本を鈴木謙一と『貞子』などの杉原憲明が手掛けた。
発表とあわせて田中圭、飯塚健監督、西方仁也のコメントが公開。田中は「みなさんが知っている話の中に、みなさんが知らない人間ドラマが沢山ありました。力をもらえる脚本ですし、撮影が楽しみです。スタッフ・キャスト全員で一丸となって、映画のK点越えを目指していきたいと思います!」と意気込みを語っている。
飯塚監督は「1メートル先も見えない吹雪の中で、バトンを繋ぐように、たすきを繋ぐように、スタートを切ったテストジャンパーたちの物語です。過酷な場所での撮影となりますが、我々チームもそのソウルを見習い、無事に着地を決めたいと思います」、西方は「田中さんの出演されている作品を見ていると私の若い時を思い出しました。スキージャンプをしていたおかげで今の自分があると思っております。田中さんにもこの作品を通してスポーツ選手達の辛さや嬉しさ、優しさ、悲しさなどを伝えていただきたいと思います」と述べている。
撮影は2020年1月から2月にかけて長野や関東近郊で実施。そのほかのキャストなどの詳細は後日発表される。
■田中圭のコメント
冬は寒いので苦手なのですが、この作品のおかげでワクワクしています。雪山も楽しみです。
みなさんが知っている話の中に、みなさんが知らない人間ドラマが沢山ありました。
力をもらえる脚本ですし、撮影が楽しみです。
スタッフ・キャスト全員で一丸となって、映画のK点越えを目指していきたいと思います!
楽しみにしていてください!応援宜しくお願いします!
■飯塚健監督のコメント
オリンピック22年振りの国内開催の年に、オリンピックに関する映画をつくれること、たいへん光栄に思います。大逆転の金メダルの裏側には、記録に残らない戦いがありました。1メートル先も見えない吹雪の中で、バトンを繋ぐように、たすきを繋ぐように、スタートを切ったテストジャンパーたちの物語です。過酷な場所での撮影となりますが、我々チームもそのソウルを見習い、無事に着地を決めたいと思います。また、現場ではお会いしたことがなかった田中圭さんとようやくご一緒できることも、本当に楽しみです。初のセッション、ご期待下さい。
■西方仁也のコメント
1998年の長野オリンピックで日本が団体戦(チームジャンプ)で金メダルを取ることができた事が映画化されることで、金メダルを取れた選手とテストジャンパー達の気持ちが一つになって獲得できたという事実が、伝えられたらいいと思います。テストジャンパーは皆、オリンピックを目指していましたが、出ることができなかった選手の集まりです。初日から日を増すごとに日本人の活躍を応援する気持ちが強くなってきて、団体戦(チームジャンプ)当日の悪天候の時には皆が一つになって日本の為に何とかしたいと言う気持ちになっていました。私の役を演じて頂くのが田中圭さんと聞き大変驚きました。田中さんと言えば、ドラマ、映画、CMと大活躍されておりテレビで見ない日はありません。コメディでもシリアスでも、そして善人役、悪役でもすべての役をご自身のものにされる、素晴らしい演技のできる俳優の方だと思います。そんな田中さんの出演されている作品を見ていると私の若い時を思い出しました。スキージャンプをしていたおかげで今の自分があると思っております。田中さんにもこの作品を通してスポーツ選手達の辛さや嬉しさ、優しさ、悲しさなどを伝えていただきたいと思います。