日産自動車は11月27日、高速道路に関する意識調査の結果を発表した。調査は10月中旬にネット上で実施し、高速道路に苦手意識を持つドライバー830人から回答を得た。
全国の免許取得者1万人に高速道路の運転に関する苦手意識を聞いたところ、4人に1人が「苦手に感じる」(24.3%)と答える"高速道路ナーバス"であることが分かった。また、毎週のように運転するベテランでも16.7%が同様の回答をした。
高速道路上で苦手な道、2位は「分岐が多く複雑な道」
「苦手と感じるようになったタイミング」を聞くと、最多が「免許取得直後から1年以内」(37.7%)だった。2位は「10年より後」(37.1%)と対照的な結果に。運転歴が長いにもかかわらず、苦手意識を持つようになった人も多くいるようだ。
苦手になった理由については「最初から苦手だった」(59.4%)が約6割を占めたほか、「事故現場など怖い場面を見た」(13.4%)、「車を運転する頻度が少なくなった」(13.1%)といった回答もあった。
また、運転中に「どんな道を走行している時に苦手と感じるか」を聞いたところ、最多は「ジャンクションやインターチェンジなど、車が頻繁に合流する道」(65.8%)だった。2位以降は「分岐が多く複雑な道」(50.5%)、「車線が多い道」(31.3%)と続いた。
走行中に苦手に感じることとしては「車線変更」(56%)、「ジャンクションなど複数の道が交わる分岐地点の判断」(54.8%)、「悪天候による視界不良」(50.5%)といった回答が上位だった。
高速道路を利用して感じることは「大きな疲労感」「恐怖心」
「高速道路の利用時に感じること」としては、半数以上が「高速道路の利用後に大きな疲労感を感じるようになった」(55.3%)と回答。このほかに「恐怖心を感じるようになった」(41.4%)、「利用時に周りの車からのプレッシャーを感じるようになった」(39.9%)、「利用後に腕や目が疲れやすくなった」(33.1%)と答える人もいた。
また、「運転時に気を付けていること」を聞くと、最多が「なるべく一般道を使用するようになった」(41.2%)で、次いで「意識して利用しなくなった」(24.2%)が多かった。あえて高速道路を避けるようにしている人も多かった。