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「東京コミコン2019」アメコミヒーロー一挙集結! 見どころがわかる会場レポート【写真102枚】

2019年11月27日 22:33  アニメ!アニメ!

アニメ!アニメ!

「東京コミコン2019」アメコミヒーロー一挙集結! 見どころがわかる会場レポート【写真102枚】
11月22日から24日までの3日間、千葉・幕張メッセで日米ポップカルチャーの祭典「東京コミコン2019」が開催された。同イベントの模様をフォトレポート形式でお届けする。


2016年から数えて4度目となる同イベントは、企業ブースや個人アーティストの出展、展示物がより充実し、ハリウッドスターとの撮影・サイン会ではジュード・ロウやオーランド・ブルームなど豪華ゲストも来日。さらに個人アーティストの出展ブース、ライブパフォーマンスやトークショー、コスプレなど“アメコミファン”が楽しめるコンテンツが盛りだくさんだった。

■スタン・リーの追悼モニュメントだけでなくフィギュアまで

2018年に亡くなった、同イベントの永久名誉親善大使スタン・リーの追悼モニュメントは前回に引き続き展示。1922年生まれのリーは、「マーベル・コミック」をDCコミックと並ぶ2大アメコミ出版社にまで押し上げ、「スパイダーマン」「アイアンマン」「X-メン」など数多くのキャラクターを生み出し、コミックス業界だけでなくエンターテイメント業界に大きな変革をもたらした「ポップ・カルチャーの父」と呼ばれた。


今回は、リーのフィギュアも展示され、「ホットトイ」ブースで購入が可能だった。また、過去に開催された同イベントの豪華ゲストのサインも額に入れて展示されていた。

■「バッドマン」や「スター・ウォーズ」の展示が充実
今回はDCコミックス『バットマン』に登場する最強の悪役ジョーカー誕生の経緯を描いた『ジョーカー』の大ヒット、12月20日に公開される映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』にちなんだ展示物が充実していた。

・バットマンコーナー
『バットマン』(1989年)に登場したバットモービル マイケル・キートン モデル、『バットマン ダークナイト』(2008年)に登場したバットポット、『ダークナイトライジング』(2012年)でバットマンを演じたクリスチャン・ベールが着用したバットマンスーツ、『バットマン』(1989年)にジャック・ニコルソンが着用したジョーカーコスチュームなどが展示。






・スターウォーズコーナー
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』や『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に登場したライトアップリモートコントロールR2-BHDドロイドMが展示。




・その他
『ターミネーター』の撮影で使用されたターミネーターT-800、『スーパーマンIII』でクリストファー・リーヴ』が着用したボディスーツ。





最早恒例となっている映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイムマシンカー「デロリアンDMC-12(レプリカ)」や、刑事ドラマ『ナイトライダー』で主人公の相棒として人間の言葉を話し特殊装備を搭載したドリーム・カー「ナイト2000」、『ターミネーター2 ジャッジメントデイ』の劇中でターミネーターが運転したハーレーダビッドソン・ファット・ボーイなどは、前回から引き続き撮影展示されていた。






■企業ブースは体験要素が増加
・ホットトイ


ハリウッド映画に登場するキャラクターたちのフィギュアで知られる同メーカーは、大型フィギュアの撮影スポットで一際大きな注目を集めた。現在、32か国以上で販売されている高いクオリティーのフィギュアへの信頼度は高く、フィギュア物販では品切れも続出していた。









・ワーナー・ブラザース
『アナベル 死霊博物館』や『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』、『ハリー・ポッターシリーズ』、『ゲーム・オブ・スローンズ』などヒット作を多く持つ強みから、作中に登場するキャラクターやアイテムと一緒に写真が撮れるフォトスポットを用意。





・スター・ウォーズ
最新作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の公開が近いことから、これまでのシリーズの歴史を描き連ねた特大イラスト絵巻が展示。最新作で登場する「シス・トルーパー」を始め、実物サイズのトルーパーを展示。




・マーベル


マーベル・コミックス80周年を記念した特別映像が流れた同ブースの目玉展示は、「少年ジャンプ」作家陣とマーベルがコラボレーションした作品。QRコードをスマートフォンで読み込むことで、高橋和希、笠間三四郎/植杉光、水野ハチ、萩野ケン、mato、羽田豊隆らのマンガが読めるWEBマンガサイト「少年ジャンプ+」にリンクが飛ぶ。








・東京マルイ
エアソフトガンの製造・販売で知られる同メーカーでは、映画・ドラマ・ゲームに登場する物から、自衛隊・警察の訓練で使用されるものまで幅広くモデルがんを展示・販売していた。




・KOREAN PAVILION


日本でも人気が高い縦読みWEBマンガを紹介するブースでは、『外科医エリーゼ』YA『俺だけレベルアップな件』など人気マンガの展示、さらに人気コスプレイヤーREVEやJ.NEROが作品のキャラクターに扮して撮影に応じていた。
一般来場者でも実際に作品のキャラクターのコスプレを体験できたり、作家のサイン会も開催したりするなど、ファンにはたまらない催しが印象的だった。





・僕のヒーローアカデミア


ヒーロー繋がりでは、日本の人気ヒーロー漫画もブース出展していた。10月から放送開始したアニメ第4期や12月20日公開の映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』の宣伝に力を入れており、着ぐるみやコスプレイヤーを起用して注目を集めていた。



■アーティストアレイは豪華アーティストに会える夢の空間


国内外のアーティストが出展し、展示物を購入できたり、オリジナル作品もその場で制作してくれたりするアーティストアレイは今回も大盛況。マーベルコミックス『アイアンマン:エクストリミス』を描いたアディグラノフのような著名なアーティストもおり、企業ブースに負けない盛況ぶりを見せた。




◆◆
東京コミコンは昨年以上に来日ゲスト、企業ブース、ステージなどのコンテンツが充実しており、日本に住む外国人の来場者も非常に多く、通常は女性のほうが多いコスプレイヤーも男性更衣室が満員で一時受付を中止するなど、アメコミファンが交流する場として日本での周知の広がりを感じ取れた。

撮影:乃木章(@Osefly)