当日は『BATON=RELAY』プロモーションムービーの上映後、公式サイトで公開されている各キャラクターのビジュアルに近い衣装を着た出演者が登壇。まずはオリジナル曲「Start me up」を披露した。
今回の出演者は、星希以外は人前でトークもライブも行うようなイベントに出演するのがほぼ初めて。そのため歌い始めは少し緊張も感じさせたが、笑顔は絶やさずのびのびと歌唱していく。
「Start me up」の歌唱を終えた後はそれぞれの自己紹介へ。その後、ひとつ目のレッスン「『BATON=RELAY』キャラクター紹介」を行った。
本レッスンはそれぞれが演じるキャラクターの紹介を説明することで、説明力と伝達力を向上させるもの。4人は紹介を行うなかで、オーディション時のエピソードやキャラクターの印象などについてもコメントする。
まず白花は、「昔の大切なものを思い出せるような気がする」「美聡ちゃんにも歌って欲しい」という理由から、昼の部ではZONEの「secret base~君がくれたもの~」、夜の部では自身も大好きだという『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン』からレン(CV:楠木ともり)の「To see the future」をチョイス。
真っすぐ一点を見つめつつ、時に天を仰いだり、目をつぶったりと何かを想いながら歌っている様子を見せ、その想いが歌声にも乘っていることを感じさせる。
潮先は、昼の部では原作から大好きだという菅田将暉の「まちがいさがし」、夜の部ではLiSAの「Catch the Moment」を歌唱。
雰囲気が異なり、かつ歌うのが難しい2曲だったが、どちらも安定したピッチで持ち前の可愛らしい声を高音でも保ちながら歌い上げた。
橘がリクエストのなかからチョイスしたのは、昼の部はキャラクターらしさを意識したという LiSAの「say my nameの片想い」、夜の部は憧れの存在・水樹奈々の楽曲である「深愛」だ。
それぞれ原曲を歌っているアーティストの表現に近づけており、手の動きや盛り上げ方、歌い方までも曲に合わせていることを感じさせるパフォーマンスをみせる。
アフレコ実践が終わると、2度目のライブパートへ。今度は『BATON=RELAY』のオ リジナル曲を披露していく。
まずは橘と潮先が「金糸雀(カナリア)」と、vol.2のアフレコ実践で題材となっていた『てんきあめと、くもりぞら。』のテーマソング「TADAIMA」を披露。カバー曲でも安定した歌声を響かせていたふたりが、今度はハモりも交えながら美しいハーモニーを奏でる。
続いて星希と白花が歌ったのは「四月のDreams come true」、そしてvol.1のアフレコ実践の題材となった『@MAGIA』のテーマ曲「MAJI de MAGIA」だ。一方が歌っているときはもう一方が合いの手を入れるなど、息の合ったパフォーマンスでも会場を盛り上げた。
この告知では、『BATON=RELAY』公式Twitterのフォロワー3万人突破を記念した直筆サイ ン色紙プレゼントキャンペーンの実施や、「コミックマーケット97」にて若木民喜描き下ろ しイラストと「Start me up」「かけだしのモノローグ」の Short ver.音源を収録したCDが付属するブックレットが販売されること、『BATON=RELAY』の公式WEBとTwitterにて『キルミーベイベー』のカヅホが公式(?)コミックを連載することなどが発表に。
告知を終えたところで、最後は4人がイベントの感想をそれぞれトーク。白花は「このイベントを通じて、桜美聡として立てていること、16人で立てることが嬉しい。新しい物語と新しい声と出会えることを私も楽しみにしています」と、プロジェクトへかける思いの丈を言葉にする。
ステージは再び披露された「Start me up」で、4人の屈託のない笑顔が咲き誇るなかしめくくられた。