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AV監督・村西とおるさん、「エイズ啓発イベント」降板…厚労省に「出演は不適切だ」との批判

2019年11月27日 18:32  弁護士ドットコム

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11月28日に開催されるHIV(エイズウイルス)の予防啓発を呼びかけるイベント「RED RIBBON LIVE」(レッドリボンライブ/主催:厚生労働省)で、アダルトビデオ監督の村西とおるさんが出演をとりやめたことがわかった。


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厚生省・エイズ対策推進室によると、村西氏の出演決定のあと、一般から「不適切だ!」という意見が複数寄せられた。イベント内容よりも出演に注目があつまることを懸念して、村西氏と協議したうえで降板を決めたという。



●差別偏見の解消を呼びかけるイベント

レッドリボンライブは、HIV感染者、エイズ患者について、正しい知識と差別偏見の解消を呼びかけるイベント。ことしは、元AV女優の蒼井そらさんや、AV男優のしみけんさんらが出演している。



村西さんは、Netflix制作のオリジナルドラマ『全裸監督』の主人公のモデルとなった人物で、その発信力などが期待されて、レッドリボンライブの出演者に起用されていた。



しかし、過去に、女性蔑視ととられかねない発言を繰り返したことがあり、ツイッター上で、出演について批判が相次いだ。



厚労省は11月26日、レッドリボンライブの出演者が確定したというリリースを発表。その中に、村西さんの名前は入っていなかった。