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『スカーレット』福田麻由子、“末っ子”としての役割を語る 「家族の空気を誰よりも感じています」

2019年11月27日 18:32  リアルサウンド

リアルサウンド

『スカーレット』写真提供=NHK

 毎週月曜日から土曜日まで放送されているNHKの連続テレビ小説『スカーレット』。第44話より登場した福田麻由子より、コメントが寄せられた。


参考:『スカーレット』第52話では、深野(イッセー尾形)の事情を知った喜美子(戸田恵梨香)が思い悩む


 本作は、焼き物の里・信楽を舞台に、女性陶芸家・川原喜美子(戸田恵梨香)が、モノを作り出す情熱と喜びを糧に、失敗や挫折にめげずに生きていく波乱万丈の物語。


 福田が演じるのは、川原家の三女であり、喜美子の末妹・百合子。根っからの信楽育ちで、母親・マツ(富田靖子)の優しくて穏やかな性格を、一番受け継いでいる。次女の直子(桜庭ななみ)とは対照的に、ずっと信楽に住んで喜美子に寄り添い、よき相談相手となる。


 福田から寄せられたコメントは下記の通り。


■福田麻由子 コメント


●『スカーレット』出演が決まったときの気持ち
“朝ドラ”はオーディションに一度行ったことがあるくらいで、自分が出演するとは思っていなかった
ので、出演が決まった時はすごく不思議な気持ちになりました。撮影が長期間というのもありますし、影響力が大きいというのもありますし、未知の世界なので、驚きと不安がすごく大きかったです。
いまは大阪ことばに慣れるために、意識的に、ふだんから大阪ことばで話すようにしています。撮影でもアドリブが飛び交うことが多いのですが、言葉の壁があって、標準語のときはポンと返せても、大阪ことばだとどう言ったらいいのかわからないのが嫌だなと思って。頑張って練習していますが、関西ことばの敬語がまだよくわかりません(笑)。


●演じる百合子の印象、注目してほしいポイント
13歳の百合子から演じますが、百合子は家族の中ではひとりだけ戦争を知らない子です。悲惨なものを見てきていないので、素直さや天然さを持っている子……それを大事にして演じたいなと思っています。一方でお父ちゃん(川原常治)は亭主関白で、百合子はある意味、家族に一番気を使って、顔色をうかがう面もあって、一番年齢が低いからというのもありますが、その場の家族の空気を誰よりも感じています。まっすぐで無邪気な面と、気を使っている面の両方あるのが彼女の特性なのかなと思っています。


●現場の印象
戸田恵梨香さんは事務所の先輩なので、ふだんからよくお話をさせていただく機会があるのですが、いまは恵梨香さんと話しているというより、喜美子ねえちゃんと話している感じで、本当に甘えたくなります。私も、もう25歳で末っ子という役も今後あまりないと思うので、現場では先輩たちに思う存分、甘えてさせてもらおうかなと思ってます(笑)。


●視聴者へのメッセージ
川原家は貧乏でいろいろともめるし、お父ちゃんはすぐ怒るし、特別恵まれた家族ではありませんが、愛おしい家族です。家族があるというのは、それだけでひとつの奇跡なんだと台本を読んでいても思います。視聴者の皆さんも、毎朝川原家を見て、元気を得てもらえればうれしいです。そして百合子はこれから大人になって結婚もするだろうし、一番末っ子から成長して、周囲の人たちを助けられるように成長していくだろうと思います。その姿を、私自身楽しみにしています。


(リアルサウンド編集部)