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クリスチャン・ベール演じる天才ドライバーが逆ギレ 『フォードvsフェラーリ』本編映像

2019年11月26日 12:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『フォードvsフェラーリ』(c)2019 Twentieth Century Fox Film Corporation

 2020年1月10日に公開となる『フォードvsフェラーリ』より、本編映像が公開された。


参考:マット・デイモン×クリスチャン・ベールがフェラーリに挑戦する 『フォードvsフェラーリ』予告編


 『オーシャンズ』シリーズのマット・デイモンと『ダークナイト』シリーズのクリスチャン・ベールが初共演を果たす本作は、1966年の伝説のレース“ル・マン24時間耐久レース”で絶対王者フェラーリに挑んだフォードの男たちを描く実話をもとにした人間ドラマ。『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールドが監督を務めた。


 公開された映像は、妥協を一切許さない無鉄砲な性格ゆえに多くのトラブルを招きながらも、スバ抜けたドライビングテクニックを持つ天才ドライバー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベール)の“大激怒”シーン。マイルズは、あるレースへ出場するために、スタッフによる車のチェックを受けている。既定サイズのカバンがトランクに入らないことで、“失格”になりそうなマイルズは、レーススタッフのビルに逆ギレ状態。そこに、デイモン演じるカーデザイナーのキャロル・シェルビーが止めに入るも、効果はない。どうしてもレースに出場したいマイルズは、自らハンマーを持ち、トランクをボコボコに叩いて広げることで、なんとか規定サイズをクリアし、“失格”を免れようとする。マイルズの破天荒なキャラクターがよくわかる場面だ。


 さらに、数人で同じユニフォームを着こみ“チーム”でレースに参戦している人々が多い中、見るからに一人で参戦をしているマイルズは、その究極の負けず嫌いから誤解を招くことが多く、気性の荒い性格もあって、人望がなく、仲間と群れることがない、まさに一匹狼であり、“孤高”のドライバー。唯一スタッフとの間に入り、場を収めようとしたシェルビーのことすらお構いなしに怒りをぶちまけるマイルズには、“チームは必要ない”という意思すら伺える。(リアルサウンド編集部)