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LVMHが「ティファニー」1兆7600億円で買収合意、ウォッチ&ジュエリー部門強化

2019年11月25日 18:02  Fashionsnap.com

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ティファニー銀座本店(2019年11月撮影) Image by: FASHIONSNAP.COM
LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ(以下、LVMH)が11月25日、「ティファニー(Tiffany & Co.)」を162億米ドル(約1兆7,600億円)で買収する最終合意を締結したことを正式発表した。買収取引は2020年半ばに完了する予定。
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 LVMHは先月末、ティファニーに約145億ドル(約1兆5,800億円)で買収を提案。その後、買収金額を約157億ドル(1兆7,000億円)に引き上げ、最終的に162億ドルで最終合意に至った。LVMH モエ ヘネシー・ルイ・ヴィトン グループ会長兼CEOのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)は、「世界のジュエリー界で比類なき伝統と唯一の地位を誇るティファニーをLVMHファミリーに迎えることができて光栄です」とコメントしている。
 LVMHはティファニーの買収によって米国市場でのプレゼンスを高め、事業別売上が全体の4%に留まっているウォッチ&ジュエリー部門を補強する狙いがある(ファッション&レザーグッズ部門は約18%)。同グループのウォッチ&ジュエリー部門は最も新しいカテゴリーで、保有するジュエリーブランドは「ショーメ(CHAUMET)」「ブルガリ(BVLGARI)」「フレッド(FRED)」などがある。
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