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隈研吾が設計したホテルロイヤルクラシック大阪が開業、新歌舞伎座の屋根の造形を取り入れたデザインに

2019年11月25日 12:42  Fashionsnap.com

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ホテルロイヤルクラシック大阪 外観 Image by: ホテルロイヤルクラシック大阪
建築家の隈研吾が設計したホテルロイヤルクラシック大阪が12月1日、大阪・難波にオープンする。宿泊予約は公式サイトで受け付けている。
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 新施設はなんば・新歌舞伎座跡地に位置し、2020年3月には大阪メトロ各線の「なんば」駅に直結する。敷地面積は2,242平方メートル、延床面積は2万6,492平方メートルで、地下1階から地上19階までの20フロアで構成され、3~9階は1フロアにつき1室宴会場を設けた。客室は全150室で、ツイン111室、ダブル30室、スイート9室を上層階に備える。
 隈研吾建築都市設計事務所が手掛けた建築は、新歌舞伎座の屋根の造形を取り入れたデザインを低層部の外観に採用し、館内は格子模様や直線美が生む和モダンな空間に仕上げた。また、東京藝術大学特任教授の伊東順二がアートプロデューサーとして携わり、パブリックスペースに100点以上の現代美術作品を展示する。
 ホテルには4つのカフェやレストランが併設。1階のカフェ「TSUCHI」は御堂筋に面したオープンカフェで、ランチやディナーが楽しめる。2階には終日ブッフェスタイルで和洋折衷の料理を提供するレストラン「ユラユラ」とカフェラウンジ「コアガリ」を設けた。11階のレストラン「ハフ」は宿泊者の朝食用レストランで、20階のバーラウンジ「雲雲~KUMOKUMO~」は地上100mの高さから大阪の夜景を望むことができる。
 宴会場は最大400人が収容可能な宴会場5室と、最大60人収容の中宴会場1室、最小10人から利用できる小宴会場5室を各客室フロアに1室ずつ配置。7、8、9階の宴会場にはオープンテラスを併設し、テラスでドリンクを楽しむこともできる。
 全天候型の2つのチャペルは自然光を取り入れたほか、和紙や自然素材を用いた日本の伝統美を表現した内装に仕上げた。そのほか、館内にはリラクゼーションサロン「ラ ヴィラ スパ」とコンビニエンスストアが出店する。
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■ホテルロイヤルクラシック大阪住所:大阪府中央区難波区4-3-3駐車台数:86台客室:150室(スイート9室、ツイン111室、ダブル30室)宴会場:12室、2チャペル飲食施設:全5店鋪エステ:個室4室コンビニエンスストア:1店
公式サイト