「キャリコネ」は10月23日、「自動車・輸送用機器業界の休日の満足度が高い企業ランキング」を発表した。【参照元:キャリコネ】
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載がある自動車1(国内)」「自動車2(世界)」「エコカー」「自動車部品・タイヤ」「二輪車・自転車」に記載の企業のうち、2016年4月から2018年3月までの間に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業。企業別にキャリコネユーザーによる「休日の満足度」を5点満点で算出し、高い順にランキングにした。
1位は「本田技研工業」で、休日の満足度は4.15。2位以降、「NTN」(4.05)、「三菱自動車工業」(4.02)、「川崎重工業」(4.00)、「ケーヒン」(3.94)、「日野自動車」(3.85)、「日産自動車」(3.82)、「SUBARU」(3.81)、「タカタ」(3.80)、「ダイハツ工業」(3.79)と続く。
本田技研工業「フレックスでコアタイムがないので勤務時間の融通がききやすい」
1位の本田技研工業については、
「年に3回大型連休があり、旅行にも行きやすい。有休は年に20日ほど確実に取得できる。休日出勤はほとんどない。フレックスでコアタイムがないので用事がある時にも勤務時間の融通がききやすい」(研究開発/30代前半女性/年収750万円/2015年度)
といった口コミが寄せられている。1948年、浜松の町工場での自転車用補助エンジン製造から始まり、現在では二輪車の販売数などで世界首位を誇るグローバル企業に成長した同社。二輪、四輪、パワープロダクツ事業のほか、近年はロボティクス機器の研究開発にも取り組んでいる。
「誰もが働きやすく、やりがいを持てるHonda」を目指し、多様性を推進している。女性の活躍拡大などに注力し、2018年には「えるぼし」(2段階目)認定を取得。2019年には新・ダイバーシティ経営企業100選を受賞した。
フレックスタイム制度、育児・介護のための在宅勤務や短時間勤務、企業内託児所の設置など柔軟な働き方の推進や、マネジメント層や従業員の意識改革などにも取り組んでいる。
本田技研工業は、1970年代に完全週5日制を導入し、1970年に「有給休暇カットゼロ運動」をスタート。1988年にカットゼロを達成し、労働時間短縮に関しても先駆け的存在です。連続有休取得の推奨や半日有休制度の導入、定時退社日の設定なども行っており、『CSR企業総覧(雇用・人材活用編)』(東洋経済新報社)の「有休取得率」のランキングでは8年連続でNo.1となった。