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デビュー7周年を迎えたGENERATIONSから感じる“夢を叶える幸せ” 『Mステ』最新曲披露への期待

2019年11月22日 13:51  リアルサウンド

リアルサウンド

 GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)が、今夜11月22日放送の『ミュージックステーション 2時間スペシャル』(テレビ朝日系)に出演。デビュー記念日の11月21日にリリースした、6thアルバム『SHONEN CHRONICLE』収録曲「One in a Million -奇跡の夜に-」「DREAMERS」を披露する。


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 目覚ましい活躍を見せるGENERATIONSを見守るのは、本当に楽しい。今年、彼らは「Brand New Story」「DREAMERS」「EXPerience Greatness」と3カ月連続リリースを展開し、5大ドームツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2019 “少年クロニクル”』を開催中。そして、年末の風物詩『第70回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への初出場も決めた。


 「今年も夢がすごく叶いました」とは、『めざましテレビ』(フジテレビ系)のインタビューに答えた関口メンディーの言葉。彼らを見ていると“夢”、“愛”、“幸せ“という、日常ではちょっぴり照れくさくなるような言葉たちも、素直に聞くことができる。それは、彼ら自身がまっすぐに、その言葉たちと向き合うような生き様を見せてくれているからではないだろうか。


 11月11日、18日の2週にわたり、『週刊EXILE』(TBS系)ではデビュー7周年を迎えたGENERATIONSの軌跡を振り返る特集がオンエアされた。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのボーカルを決めるオーディションで片寄涼太と数原龍友が出会い、そして大きな挫折を味わったところから始まったGENERATIONSの歩み。学生だった片寄と、焼き鳥店でアルバイトをしていた数原。環境もキャラクターもバラバラなメンバーたちの懐かしい姿も放送された。数原に至っては、渋谷の漫画喫茶で泊まり込んでオーディションに挑み、お金がなくなると登坂広臣が自宅に泊めてくれたというエピソードも飛び出す。そんな懸命な少年2人の熱意が、やがて新たなダンス&ボーカルグループの着想へと繋がっていったのだ。


 GENERATIONS候補生として“夢者修行”に勤しんだ日々。途中からメンバーとなった中務裕太の居心地の悪さ、遅刻癖のあるメンディーが武者修行から外されたことなど、耳の痛い話も屈託なく語られる。それは、今の彼らの関係性が良いからこそ。人間としても、パフォーマーとしても、少年たちが着実に成長していく姿は、見ている者を励ますのに十分な説得力がある。“夢は諦めずに努力を続ければ、いつかきっと叶う”と。


 だから、彼らの歌う「DREAMERS」は清々しいのだ。“顔、上げてこうぜ!”と、肩を組まれたような温かい気持ちになる。彼らも、まだまだ夢を追い求めて走っている真っ最中。一つずつ叶えていく喜びを味わいながら、さらなる大きな夢へと突き進む勢いに、私たちも背中を押されて日々を頑張ろうと思えてくる。


 「今後のLDHの未来を作ってくれるような世代だと思っている」。EXILE HIROは、そう彼らのことを紹介していた。ひたむきで、ポジティブで、明るくて、気持ちのいいGENERATIONSに、大人たちが「未来を担う若者」と託したくなるのも頷ける。手を差し伸べたくなるような可愛げと、彼らならきっとやってくれるのではないかという頼もしさ。そのバランスが、今のGENERATIONSの最大の武器。


 そして、「One in a Million -奇跡の夜に-」は、そんなGENERATIONSが進化の途中であることを改めて教えてくれるような1曲だ。MVは、ワンシチュエーション長回し、ワンロール表現というこれまでにない作風。佐野玲於が「ひとつミスが起こると撮り直し。すごく集中して撮影していたと思います」と振り返るように、息の合ったGENERATIONSならではのMVとなっている。


 今のGENERATIONSであれば、その実力を見せつけるような楽曲も発表できる。だが、それ以上に7周年という節目のアルバムで表現したのは、彼らの絆。歌う喜び、踊る楽しさ、それを誰かに届けて幸せを感じること。そんな“夢を叶える幸せ”を伝えようとしてる印象だ。最新作にして初心。GENERATIONSの真髄は、ここに尽きるのだろう。


 夏の暑い日に一緒に騒ぐ痛快さ。一緒に頑張ろうと胸を熱くする高まり。冬の寒い日に愛しい人に寄り添う温かさ。新曲をリリースするたびにGENERATIONSの持つ表現力の広がりに、ますます楽しみが増えていく。彼らが、どこまで私たちの人生に寄り添ってくれるアーティストに成長してくれるのか。今夜の『Mステ』でのパフォーマンスは、彼らの7年の成長や夢を叶え続けている喜びと共に、これからのGENERATIONSの可能性に想いを馳せる時間になる予感がする。(佐藤結衣)