連続ドラマ『10の秘密』が2020年1月からカンテレ・フジテレビ系で放送される。
同作は後藤法子が脚本を書き下したオリジナルドラマ。あらすじは、建築確認検査員の白河圭太が元妻・由貴子との離婚後、14歳の娘・瞳と2人で暮らす中、「娘を預かった。命が惜しければ、元妻を探せ」という内容の電話を受けたことで、由貴子のセレブな暮らしに隠された秘密を知るほか、何でも知っていると思っていた娘にすら秘密があることを知ってしまうというもの。
主人公の圭太役に向井理、大手建設会社の顧問弁護士である由貴子役に仲間由紀恵、瞳役に山田杏奈がキャスティング。圭太の家の近所に住む保育士・石川菜七子役を仲里依紗、由貴子が顧問弁護士を務める建設会社の社員・宇都宮竜二役を渡部篤郎が演じる。向井理がカンテレ制作の連続ドラマに主演するのは2012年の『ハングリー!』以来、約8年ぶりとなる。
同作について、向井理、仲間由紀恵、仲里依紗、渡部篤郎、河西秀幸プロデューサーがコメントを寄せている。
■向井理のコメント
・このドラマの脚本を読んだ印象
一つの秘密が明らかになっても、まだ他の秘密が出てくるという迷宮のようなドラマだと感じました。秘密が明らかになっていくにつれ、どんどん台本を読むスピードが速くなってしまい、読んでいるだけでもストーリーに巻き込まれていくスピード感がありました。後半になると、よりスピード感が増していくんだろうなという、あっという間に読み終えてしまうような展開です。とても謎が多いのですが、一度ではなく何度も見直すとよりストーリーに入り込めるドラマになるのではないかと思います。
・主演を務める意気込み
今回は、頼れる主人公ではないので、秘密に翻弄され巻き込まれていくさまをいかにさらけ出していけるかということが勝負ですが、僕自身演じ方を考えながらあまり気負わずに頑張っていければと思います。とても深い作品になると思いますので、チーム一丸となって作り上げていきたいです。
視聴者へのメッセージ
秘密が多いドラマなので、1時間の楽しみだけではなく、放送中にでた宿題を次の週の火曜日までに考えていただくような作品にできればと思います。視聴者のみなさんと一緒に楽しんでドラマを作っていきたいです。
■仲間由紀恵のコメント
・このドラマの脚本を読んだ印象
一見幸せな家族の日常の中に、ちょっとドキっとするような事件が起こるところから物語がスタートします。秘密を抱えている登場人物たちの裏で、さまざまな事情・思惑が渦巻いていて、この作品の後半を予感させる始まりになっているところが、まず面白いなと思いました。
これから回を追うごとに、知らなかった秘密、知らなかった人の姿が次々と明かされていきます。驚がくの事実をぜひお楽しみください。
・視聴者へのメッセージ
久しぶりにサスペンスのドラマに入りますが、見ている人たちを時々“ドキッと”させるような言動があり、徐々に秘密や謎が解き明かされていきます。
向井さんご自身も、何も考えずに役に合わせて、自分も一緒に秘密に翻弄されていくと仰られていたので、視聴者の皆さんも主人公である向井さんと同じ気持ちになって『10の秘密』に巻き込まれながら、最後まで楽しんで見て頂ければ幸いです。
■仲里依紗のコメント
・このドラマの脚本を読んだ印象
最初に台本を読んだときは、今回演じる菜七子に対し、元気でさっぱりしている役に感じました。また、登場人物それぞれに抱えているものがあり、誰を信じたらいいのかなと思いました。
・視聴者へのメッセージ
このドラマには、たくさんの秘密が存在するので、私自身も先々がどうなっていくのか、今からとてもワクワクしています。私にも秘密があるのか、楽しみにしていて下さい。
■渡部篤郎のコメント
・このドラマの脚本を読んだ印象
全体的な物語の流れもありますが、1話1話登場人物の善悪が見られて、新しい試みだなと思いました。俳優としての力を試される作品になるんじゃないかと思います。
脚本については、一話一話きちっと演じていくことで、ゴールできるのではないかなと思う作品です。
向井くんの繊細な部分と真面目な部分が、とてもこの役にぴったりだと思います。こういう役は、彼にしか出来ないんじゃないかな。
・視聴者へのメッセージ
展開として、人の心の機微みたいなところが、一話一話変わっていくので、そういった部分を楽しみにしてもらいたいですね、新しいドラマだと思います。
■河西秀幸プロデューサー(カンテレ)のコメント
タイトルの通り、このドラマには「秘密」がちりばめられています。それは、登場人物の秘密だったり、ある企業の秘密だったり、暴かれると人の運命がガラッと変わってしまう危うさを秘めたものばかりです。だからこそ、千差万別の秘密が次々と明るみに出るにつれて、とんでもない展開に発展します。
主人公は良き父として、娘のために自分を犠牲にしてきたような男です。生き方に不器用だったり、びっくりするくらいの危険な行動に出る熱さもあったり。そんな娘想いの愛すべき主人公を向井理さんにお願いしました。知的でパーフェクトなイメージがあるからこそ、喜怒哀楽に満ちた人間くさい役を今の向井さんに演じて頂くことが、とても新鮮で面白いドラマのエンジンになると期待しております。
ミステリアスな元妻役・仲間由紀恵さんはじめ、仲里依紗さんや渡部篤郎さんなど、素敵な共演者の方々のあぶり出されていく秘密とは一体何なのか?幾度となく謎を投げかけていきます。秘密を推測しながら、怒涛のストーリーを楽しんで頂けるとうれしいです。