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漫画『ぐらんぶる』が実写映画化 英勉監督で2020年初夏公開

2019年11月22日 11:30  CINRA.NET

CINRA.NET

『ぐらんぶる』 ©井上堅二・吉岡公威/講談社 ©2020 映画「ぐらんぶる」製作委員会
漫画『ぐらんぶる』が実写映画化され、2020年初夏に全国で公開される。

『good!アフタヌーン』で2014年から連載されている『ぐらんぶる』は、井上堅二原作、吉岡公威漫画による青春コメディー作品。大学進学を機に海辺の町に引っ越し、叔父の営むダイビングショップ「GRAND BLUE」に下宿することになった主人公の北原伊織が、男だらけのダイビングサークルに加わることになる、というあらすじだ。原作は11月22日発売の14巻で累計発行部数440万部を突破する。

実写映画版のメガホンを取るのは、『ヒロイン失格』『貞子3D』などの英勉監督。キャストやスタッフ、ストーリーなどの詳細は後日発表されるが、今回の発表とあわせてパンツ姿とTシャツを腰に巻いた姿の2人の青年の後ろ姿を写したビジュアルが公開されている。同作は7月にクランクインし、10月にクランクアップ。2020年3月に完成予定となる。

■井上堅二のコメント
「実写化してイケメンの股間を見るんだ!」
『ぐらんぶる』の構想段階から抱いていた、僕の純粋無垢で――青年誌で連載する作家の誰もが抱く大きな夢。それがついに叶う時が訪れようとしています。協力してくれた関係者の皆様に感謝を、そして出演する被害者の皆様に心からの謝意を送ります。本当に......色々とすみません!

■吉岡公威のコメント
カナヅチの私が、井上先生の夢に乗っかってここまでダイビング漫画『ぐらんぶる』を一緒に描き続けることができました。美しい海で繰り広げられる爽やかな若者たちの青春。そしていよいよ実写化され、スクリーンで見られるんですね。本当にドキドキしてます。色々な意味で。本当に、色々な意味で!

■英勉監督のコメント
「男子ってバカねっ」って映画を作ろうと思ったんですが、「男子ってバカ!ほんとバカ!クズ!」って映画になっちゃいました。
『ダイビングに賭ける青春と恋と友情。さあ、最高の海の世界へ』
という宣伝が展開されると思いますが、違いますから。詐欺ですから。
ぼくがホントの「全〇監督」かもです。

■エグゼクティブプロデューサー・関口大輔のコメント
昨今似たようなテーマの邦画が多いのは、「お客さんが好きなタイプの映画」に傾向があり、そのベストな期待に制作が行われているからでしょう。最近の優れたリサーチにより、お客さんが見たい映画はどんなものなのかを判別する精度が高くなっているそうです。
そんな時代に作られるこの映画『ぐらんぶる』ですが、そういったリサーチでは判別不能になってしまうと思います。
圧倒的な異物感、圧倒的なバカバカしさ、そして圧倒的に熱苦しい男たち・・・。
私はこの圧倒的な既視感のなさに心底惚れ込み、リサーチ全盛の時代の今だからこそ、数字では測り切れないこの作品を映画化したいと思いました。「監督は有名な方で」「俳優は人気の方でお願いします」という事を映画化する際によく言われますが、原作の関係者から「本当に大丈夫ですか?」と心配される映画は『ぐらんぶる』くらいです。
あとはこの素晴らしい原作を、妥協せず、実写作品にするベストな監督とキャストと制作する事。
監督は、英さん以外思いつきませんでした。何の制限もない振り切った演出を任せられる日本人監督は英さんしかいないでしょう。またキャスト陣の発表はこれからとなりますが、ほぼ素っ裸で作品に挑んでいますのでこちらも引き続き楽しみにしていてください。