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ヴァンゆん、カジサック夫妻とコラボで“夫婦チャンネル”に前進? 息のあった掛け合いで語られた“絆”

2019年11月22日 10:31  リアルサウンド

リアルサウンド

動画サムネイルより

 男女の人気YouTuberコンビ・ヴァンゆんが11月18日、公式YouTubeチャンネルにカジサック(キングコング・梶原雄太)とのコラボ動画を投稿した。


(参考:ヴァンゆんが『ダウンタウンDX』出演 非カップル宣言に松本人志「にゃんこスターも言うてた」


 ヴァンゆんは、元ヴィジュアル系バンドのボーカリスト・ヴァンビと、元アイドルのゆんによるYouTuberコンビ。“非カップル”でありながら、まるで交際しているかのような親密な空気感で、ハラハラ&ヤキモキさせるふたりのチャンネルは、現在170万人の登録者を抱え、総再生回数は6億7000万回を突破する人気ぶりだ。先日には大手芸能事務所・太田プロダクションへの所属が決まり、テレビ番組にも引っ張りだこになっている。


 今回はYouTuber同士によるコラボの通例に則り、ヴァンゆんチャンネルで1本、カジサックチャンネルで1本と、計2本の共演動画がそれぞれのチャンネルで公開。お互いにテレビとYouTubeを行き来する人気者が、どんな企画を展開したのか。


 まずは、ヴァンゆんチャンネルにアップされたコラボ動画から紹介していきたい。再生する前に目に飛び込んでくるのは、「【ご報告】これから僕らも夫婦チャンネルを目指します。」というタイトル。サムネイルには、ヴァンビ&ゆんに、カジサック&その妻・ヨメサック、さらには、カジサック家の子供たちが仲良くソファーに座っている姿が表示されている。何も知らずに見れば結婚報告動画かと思ってしまうが、こうした“匂わせ”はふたりの芸風のようなもので、ファンの楽しみにもなっている。


 動画の冒頭、ヴァンビが「芸能人がYouTubeでなかなか成功しない」というジンクスを破ったカジサックを讃える。するとカジサックは「ヨメサックのおかげ」と、そのサポートに感謝するが、ヴァンビは「でも、本当の夫婦じゃないんですよね?」と、いわば“ビジネスカップル”である自分たちをネタにしつつ、「いや、オタクのとことちゃうがな!」というカジサックのツッコミを引き出していた。


 このようにトークも冴え、ヴァンビとゆんの息のあった掛け合いも、長年連れ添った夫婦さながらだ。動画の本筋である「即興劇」も楽しく展開し、そのタレント性の高さを発揮した内容になっているので、最近テレビなどで知って気になっている、という人はぜひチェックしていただきたい。


 一方、カジサックチャンネルでは、そんなヴァンゆんが太田プロに所属することになった経緯をじっくりと話している。


 「芸能界行きますってなった時に、めちゃくちゃ叩かれました」と振り返ったヴァンビ。それでも、「ゆんちゃんの夢だったから」と2人そろって前事務所を辞め、芸能界入りを決断したと話し、こちらでも“夫婦”に近いとも思える絆の強さを感じさせた。


 カジサックから「様々な芸能事務所がある中で、そもそもどうして太田プロに入ったのか?」と問われると、ヴァンビは「色んな事務所さんと話させていただいたなかで、唯一前向きだったのが太田プロさんだった」と告白。他の芸能事務所がYouTuberを抱えるリスクを気にするなか、太田プロは「これからインフルエンサーの時代が来るから、新しい金字塔立てちゃおう。一番になっちゃおうよ」と積極的に働きかけていたという。


 さらにカジサックが「もともと芸能界に入りたかったんですか?」と聞くと、「マルチタレントになることが夢だった」と話したゆん。「YouTubeだけやってても、上の人たちには勝てない」と行き詰まりを感じていた時に、ヴァンビに相談したところ、「(芸能界に)行こうよ」と言われたため決断したことを明かした。この話を聞いたカジサックが「優しいね~!」と感心すると、ヴァンビは「優しいんすよ」と即答し、カジサックから「否定せい!」と突っ込まれていた。


 この二つの動画を通じて感じられたのは、“先輩夫婦”であるカジサック夫妻の懐の広さと、カップルですらないヴァンビとゆんの絆の強さ。関係性はそれぞれだが、どちらも信頼関係で結ばれたいいコンビで、これからも視聴者を楽しませてくれそうだ。


(こじへい)