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【自動車・輸送用機器業界編】ホワイト度が高い企業1位 NTN「女性の平均勤続年数が男性を上回る」

2019年11月20日 07:10  キャリコネニュース

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企業口コミサイト「キャリコネ」は10月、「自動車・輸送用機器業界のホワイト度が高い企業ランキング」を発表した。自動車・輸送用機器業界に属する企業をピックアップし、キャリコネのユーザーによる「ホワイト度」評価の平均値が高い順にランキングにした。【参照元:キャリコネ】

1位は「NTN」で、ホワイト度評価は4.10。2位以降「本田技研工業」(3.84)、「デンソー」(3.79)、「トヨタ自動車」(3.76)、「ヤマハ発動機」(3.71)、「川崎重工業」(3.61)、「ジェイテクト」(3.60)、「マツダ」(3.56)、「日野自動車」(3.55)、「あさひ」(3.52)がトップ10に入った。

「残業はほとんどない。プライベート優先の人にとっては、よい会社だと思う」

1位「NTN」の働く環境に関しては、

「残業はほとんどなかったです。プライベートを優先したい人にとっては、よい会社だと思います。給与面も、十分に頂けていると思います。有給休暇は申請すれば、忙しい時期でない限り大半取得することができます。私以外の人も同様に取得していました」(機械設計/20代前半男性/年収400万円/2016年度)

という口コミが寄せられている。同社は2018年に創業100周年を迎えた、大阪に本社を置く精密機器メーカー。新幹線や飛行機など、あらゆる機械の回転部分に使用されている「ベアリング(軸受)」で国内トップシェアを占め、自動車のタイヤに使用されるハブベアリングに関しては世界シェアNo.1を誇るグローバル企業だ。

同社は、社員たちが仕事と家庭とを両立できるようワークライフバランスの実現を推進している。また、毎週水曜日を「ノー残業デー」に設定し、フレックス勤務や裁量労働制を導入している部門もある。2018年には2か所目の企業内保育所をオープンするなど、積極的な育児支援を行っている。

女性社員の平均勤続年数は男性より長く、産休・育休を取得しても働き続けやすい環境となっている。介護休職についても、法定の93日を大きく上回る最長1年間取得可能で、休職期間中の賞与も一定金額の保証がある。育児・介護など、やむを得ない事情で退職した社員が復職可能な「NTNジョブリターン」制度も設置している。

2008年3月期の女性管理職数は1人だったが、2018年3月期には32人にまで増加。有給休暇取得率は長年80%以上をキープしている。平均年間給与は約732万円(2019年3月期)だ。

調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「自動車①(国内)」「自動車②(世界)」「エコカー」「自動車部品・タイヤ」「二輪車・自転車」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に正社員のユーザーから20件以上寄せられた企業。対象期間は、2016年4月~2018年3月。