トップへ

『テラスハウス』東京編・第23話ーー花、凌と念願の温泉デートで急接近 焦った愛華は涙?

2019年11月19日 00:41  リアルサウンド

リアルサウンド

『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(c)フジテレビ/イースト・エンタテインメント

 Netflixで配信中のリアリティーショー『テラスハウス』。新シリーズとなる『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』の第23話が、本日11月19日に配信された。


(関連:愛華がパニックに陥り、“素”をさらけ出す? 『テラスハウス』第22話未公開映像


 試合の日、花がキッチンに行くと、そこには偶然凌の姿があり、二人きりの朝を過ごせることに。「今日、応援に行くから頑張ってね」と優しい言葉をかける凌。実はこの日、起きてきた凌は、汚れた食器がそのまま放置されていたことで少しイライラしていた。しかし、そんなそぶりは一切見せず、リーグ最終戦に挑む花に笑顔を向ける。そこで花は思い切って「次、お休みないんですか?」と、以前凌と口約束したデートを具体的にしようとアプローチをかけた。凌が明日休みだと答えると、花は「今日のリーグ戦、もし優勝したら(明日)一日お出かけしませんか?」とアスリートらしい言葉で改めてデートに誘う。凌もまた「いいよ、もちろん!」と笑顔を見せ、試合に向かう花の背中を押した。


 「見ててください、私が優勝するところ」。花のアツい宣戦布告で試合は幕をあける。


 この日、花が出場したのは、後楽園ホールで開催された、女子プロレスのシングルマッチによるリーグ戦『5STAR GRAND PRIX 2019』の優勝決定戦。凌、ペッペ、流佳、春花、愛華が応援席から熱いエールを送る中、花はボロボロになりながらも懸命に立ち上がり、優勝を掴み取る。同時に、凌とのデートも見事勝ち取った。


 翌日、さっそく凌とデートに出かける花。試合のあとなので疲れを癒そうと、凌は花のために温泉デートを提案する。二人は凌の運転で、『箱根小涌園ユネッサン』へと出かけた。


 『ユネッサン』に着くと、まずは二人で、温泉に入るための水着を選ぶことに。花は水着を試着しては凌に見せ、照れながら感想を尋ねる。笑いながら「いいよ! 試合できそう」とヒョウ柄のワンピース水着を激推しする凌は、プロレスで戦いを挑むようなポーズを見せ、花もつられてプロレスの構えで応えるのだった。これが二人の“お決まり”のネタとなり、その後も何度かこのポーズで笑いあう。最終的に花が選んだのは、愛らしさが際立つピンクのフリルが印象的なオフショルダービキニだった。


 この日のデートで、二人はかなり距離を縮めたように感じる。中高ともに男子校だった凌はフラれたことは何回もあるという過去を明かす。「女の子がめちゃめちゃ苦手で、顔を見ても話せなかったし、電話もできなかった」と振り返る凌に、驚く花。凌のことを「生まれた時からチャラそう」だと思っていたという。凌は女遊びについても語っており、「やなんだよ、あんまり好きじゃない」と顔をしかめていた。続けて、「女の子で遊ぶっつったら、多少の好意は持ってるはずじゃん?」と持論を展開する。女友達が少ないという凌は、どうやら異性間の友情は成立しにくいと思っているようだ。そんな凌に熱い眼差しを向けていた花。この日の凌は花にとって、いつも以上に好印象に映っていたのではないだろうか。また、二人は恋愛に対して、同じような価値観を持っているようにも見受けられた。


 一方、女子部屋では、愛華が春花に相談を持ちかけている。以前「流佳を気になっている」と軽い気持ちで言ってしまった愛華だが、今はもう流佳のことを「異性としての好きではないんだろうな」と思っていることを春花に打ち明けた。だがそのことに気づいていない花が、何かと流佳とくっつけようとしてくることに、愛華はモヤモヤしているという。愛華にとって、流佳と二人で映画を観たりゲームをしたりすることは、特別な感情からではなく、あくまで友達としてだと主張。春花は、そんな愛華に「凌くんの前で言われるのが嫌なんでしょ?」と確信をつく。愛華はそれを認めつつも、「でも、わかんない……結構気になってるのかな?」と戸惑いながら、自分の気持ちを整理しようとしていた。春花は「この家、嫌って思ったら、ちり積もっていっちゃう、マジで」と言い、直接花に話すべきだとアドバイスを送る。春花の言葉には、テラスハウスでの生活が長いゆえに経験した人間関係の難しさと、そこから得た教訓が詰まっていただけに、威厳すら感じられた。


 その日の夜、花をプレイルームに呼び出して、流佳とのことを煽らないで欲しいと伝える愛華。花は最初こそニコニコしながら聞いていたが、自分の発言を愛華が快く思っていなかったことを知り、すぐに「嫌だった? ごめんね……」と反省した様子を見せる。しかし愛華が「(流佳と)一緒にいて、居心地はいいから。多分、(これからも二人で)スマブラもするし、映画も観るけど……」と続けると、花はたまらず「でも、それだったらさ、言われてもしょうがなくない?」と噛み付いた。


 続けて、「夜中までスマブラ二人でやってました。ラブロマンス二人で観ました。ソファで二人で寝てましたっていうのは、それはもう紛れもない事実なわけじゃん。それを恋愛としてみられたくないとか、事細かく察して欲しいって言うんだったら、そういうことはやらない方がいいと思う」と力強く持論を述べる。それを聞いた愛華もまた一層ヒートアップしていった。「私は男女の友情が成り立つと思っている人だし」と声を荒げ、流佳とはこれまで通りに接していきたいし、自分の言動も変えたくないと主張する。だが、花は「私が未熟だから、男の子と恋愛を抜いて親密になるということが今までなかったから、ごめんなさい」と謝りつつも、「そういう風に思われても仕方がないと思う」と折れなかった。最後にお互いに形だけ謝ったが、この話し合いはどちらにとっても納得がいくものにはならなかったようだ。


 その後、愛華が部屋を出ると、花は電話でテラスハウス内の誰かをプレイルームに呼び出した。


 恋愛として囃し立てられたくないが、流佳とも楽しく過ごしたい愛華は、それを花にわかってもらえず、イライラが募っていく。気持ちの収めどころがなく、花に食い下がり続けた。一方で花は、純粋ゆえに融通が利かず、愛華の言動を理解できずに責めてしまう。


 愛華は将来のことで悩んでいたこともあり、第23話では終始機嫌が悪かった印象だ。凌に夢中な花の恋が進展していくのもまた、愛華にとってはモヤモヤの原因になっているのかもしれない。今回の一件も愛華の心に余裕があれば、ここまでの喧嘩には発展しなかったように思う。久しぶりに恋の花が咲きかけたテラスハウスだったが、女子メンバーの絆に暗雲が立ち込めた。(文=Nana Numoto)