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ブリュワリーやバーに近隣の飲食店のフードメニューを届けるフードデリバリーサービス

2019年11月18日 15:02  Techable

Techable

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米シカゴで2018年に創設された2ndKitchen(セカンド・キッチン)は、バーやパブ、ブリュワリー(ビール醸造所)など、厨房設備がない飲酒店と近隣の飲食店をつなぎ、飲食店のフードメニューを飲酒店にオンデマンドで届けるフードデリバリーサービスだ。
・バーやブリュワリーに近隣の飲食店のフードメニューを配達2ndKitchenは、店内の専用端末もしくはスマートフォンを用い、飲酒店の利用客が2ndKitchenに参加する近隣の飲食店を探してフードメニューを注文すると、飲酒店のテーブルに直接、これが届けられる仕組み。

飲酒店にとっては、厨房設備や調理のための人員体制を整備する必要なく利用者の多様なニーズに応えることができ、飲食店にとっては、ディナータイム後の22時以降など、オフピークの時間帯にも新たな収益を得られるのが利点だ。

2ndKitchenには、飲酒店、飲食店ともに無料で登録でき、フードメニューの注文額に応じて手数料が課されることとなっている。
・ホテルやオフィスなどでも展開へ2ndKitchenは、これまでに、地元シカゴのブリュワリー「Midwest Coast Brewing」やニューヨークのブリュワリー「Strong Rope Brewery」、シアトルの会員制クラブ「Birch Road Cellar」などで導入され、利用客の満足度も高い。

2019年11月には435万ドル(約4億7300万円)の資金調達に成功しており、今後は、ホテルや病院、オフィス、コワーキングスペースなどにも展開していく方針だ。(文 松岡由希子)

2ndKitchen