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ミュージアムとプレイパークが融合した複合文化施設が2020年にオープン、エリック・カール展開催へ

2019年11月17日 15:22  Fashionsnap.com

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イメージスケッチ PLAY!MUSEUM Image by: 手塚建築研究所
2017年に世界環境建築賞を受賞した「ふじようちえん」などを手掛ける手塚建築研究所とアートディレクターの菊地敦己による、ミュージアムとプレイパークが融合した複合文化施設「プレイ(PLAY!)」が、2020年4月に東京 立川北口に開業予定の新街区「グリーンスプリングス(GREEN SPRINGS)」内にオープンする。
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 プレイは「ありそうでなかった」をコンセプトに、内装設計を手塚建築研究所が、アートディレクションを菊地敦己が担当。国内外の著名な絵本作家の創作に迫る年間展示と、体感的な空間構成による企画展示を同時開催するほか、施設内に0歳から就学児童までが利用できるプレイパークと、展覧会のオリジナルグッズを販売するカフェ「PLAY! SHOP&PLAY!CAFE」を併設することで大人と子どもが一緒に利用できるようにするという。
 年間展示は「絵と言葉」をテーマに、絵本や漫画、アートなどを取り扱う。初年度には、米国のマサチューセッツ州にあるエリック・カール絵本美術館(The Eric Carle Museum of Picture Book Art)との共同企画としてエリック・カール展を開催し、代表作の「はらぺこあおむし」や、デビュー作の「くまさん くまさん」など約20作の原画を展示する予定だという。企画展示の一つには、クリエイティブユニットのtupera tuperaによる展示を予定しており、ブレイク作の「かおノート」に着想した、様々な仕掛けを施したかおやプロジェクション映像によって来場者が展示の一部になるような空間を演出する。
>>世田谷美術館で2017年に開催されたエリック・カール展をチェック
 プレイのオープンに先駆け、サテライト「PLAY! KICHIJOJI」を吉祥寺に開設したほか、菊地敦己がアートディレクションを手掛けた雑誌「PLAY!MAGAZINE 1」をブルーシープから創刊した。PLAY! KICHIJOJIでは、展示やワークショップを定期的に開催し、プレイパークのワークショップや、関連グッズの販売などを通してプレイの活動の幅を広げる場として活用するという。11月1日に発行したPLAY!MAGAZINE 1は、変わり行く立川を紹介する雑誌として年2回発行。第1号では、手塚研究所の手塚貴晴と手塚由比や、tupera tupera、建築写真家の阿野太一、漫画家の衿沢世衣子、画家の尾崎文彦、写真家の安村崇らが参加し、立川のカルチャーについて写真やイラストレーション、コミックで表現する。PLAY! KICHIJOJIやBlue Sheep Shop、オリオン書房の一部店舗、エキュート立川店のPAPER WALLなどの店舗やアマゾンで購入することができる。価格は税別1,800円。
■PLAY!オープン日:2020年4月10日(金)※予定住所:東京都立川市緑町 3-1 W1 ※2020年4月開業予定の新街区「GREEN SPRINGS」内公式サイト
■PLAY! KICHIJOJI住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町 2-28-5 MM 吉祥寺ビル 2階