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『ポケモン ソード・シールド』「ダイマックス」がバトルにもたらす”化学変化”とは?

2019年11月16日 17:41  リアルサウンド

リアルサウンド

https://youtube.owacon.moe/watch?v=UHJB5OFpEDMより

 株式会社ポケモンは11月15日、Nintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ソード・シールド』(以下ポケモン ソード・シールド)を発売した。


(参考:『ポケモン ソード・シールド』序盤攻略パーティーは? ジム戦のポイントも解説


・ガラル地方で始まるポケットモンスター新章
 本作は1996年より続く人気シリーズ『ポケットモンスター』の最新作。ゲームボーイに始まり携帯機向けソフトとして展開してきた同シリーズにおいて、『ポケモン ソード・シールド』は初の据え置きハード向け新規作品となった。またグラフィック力が向上したことで、これまで以上にゲーム内の世界が美麗に描かれている。


 今回新たな舞台に選ばれたのは、イギリスをモチーフにした「ガラル地方」。広大な草原が広がる丘陵地帯に牧歌的な田舎町、サッカー場によく似たポケモンスタジアムなど、自然と都市が共存する冒険にはうってつけのエリアだ。


 プレイヤーが操作するのは、一流のポケモントレーナーを夢見る活動的な少年(少女)。「サルノリ」(くさタイプ)、「ヒバニー」(ほのおタイプ)、「メッソン」(みずタイプ)。の中から1匹をパートナーポケモンとして選び、ガラル地方を巡る旅に出発する。


 『ポケットモンスター』シリーズの醍醐味と言えば、まだ見ぬ新ポケモンとの出会いだろう。本作ではガラル地方に生息する様々なポケモンがプレイヤーの前に姿を現す。また野生ポケモンがフィールドを自由に闊歩する「ワイルドエリア」では、天候に応じて出現するポケモンが変化。プレイヤーがエリア内に入ってポケモンの生態を間近で観察できるほか、時には強力な個体が出没することも。一方の既存ポケモンにおいては、「ポニータ」や「カモネギ」など、ガラル地方に適応した種族も登場する。


■ガラル地方に生息する新ポケモン(一例)
ワンパチ(こいぬポケモン)
マホイップ(クリームポケモン)
ウッウ(うのみポケモン)
モルペコ(にめんポケモン)
ネギガナイト(かるがもポケモン)
カジリガメ(かみつきポケモン)


・戦闘に化学変化をもたらす「ダイマックス」
 『ポケモン ソード・シールド』で実装されるシステムの中でも特に異彩を放っているのが「ダイマックス」だ。これは特定のポケモンバトル時に自分のポケモンを文字とおり”巨大化”させる新システム。3ターンという制限つきではあるが、ステータスが上昇するだけでなく、通常わざ以上に強力な「ダイマックスわざ」を発動できる。タイミングに左右されるが、絶大な威力ゆえに勝敗を分ける決定的な一撃となるだろう。


 ここで抑えておきたいのが、既に『ポケットモンスター X・Y』で実装されている「メガシンカ」との違いだ。こちらは「メガシンカしたポケモンは姿や能力、特性が変化する」といった点こそダイマックスと通じるものの、「メガストーンに対応したポケモンしかメガシンカできない」という点では別モノである。メガシンカできるポケモンは限られているが、ダイマックスは原則”全てのポケモン”に当てはまる(※ガラル地方でのバトルのみ)。つまり、どんなポケモンを使っていても、対戦時にダイマックスという選択肢を組み込むことができるのだ。


 加えて見逃せないのが、一部のポケモンにのみ許された「キョダイマックス」。リザードンは背中に炎の翼が生え、ピカチュウは昔懐かしの丸みを帯びたフォルムに。ニャースに至っては、なんと胴体が縦に伸びる……といった具合に、サイズだけでなく外見の著しい変化を伴うのが特徴である。こちらはダイマックスわざを超える「キョダイマックスわざ」が使えることもあり、ポケモンバトルに大きな化学変化をもたらすかもしれない。


 『ポケットモンスター ソード・シールド』は、Nintendo Switch向けに11月15日より発売中。既にポケモントレーナーとして実績を積んでいるプレイヤーやそうでない方も、ぜひ一度手に取ってみてはどうだろうか。


(龍田優貴)