2019年11月16日 07:21 リアルサウンド
YouTuberのヒカキンが11月14日に放送されたテレビ朝日系の人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』に出演した。
(参考:ヒカキンが好きすぎる女の子、本人の登場で絶叫&大号泣 愛らしいサプライズに絶賛の声)
放送の前日にあたる13日、ヒカキンは自身のTwitterで「なんとあの人気ドラマ『ドクターX』にわたくしヒカキン、少しだけ出演させて頂いてます!」「番組冒頭からまばたきせずにご覧ください」というメッセージと共に、主人公の女医・大門未知子役を演じる女優・米倉涼子とのツーショット動画を公開していた。
その動画では、ヒカキンは患者着、米倉は手術着姿で登場。ヒカキンが「僕の演技どうでした?」と問いかけると、米倉は「……はい。素晴らしかったです」とやや間をおいて回答。ヒカキンは苦笑いしながらも「ほら!褒めてもらえた!」とファンへアピールした。
さて、「少しだけ出演させて頂いている」というヒカキンだが、Twitter動画でヒカキン=患者着、米倉=手術着と衣装で示唆されていた通り、手術室のシーンでわずかな時間だけ姿を見せた。この出演シーン、とにかく短い。時間にして1秒あまりで、事前情報があっても、よほど注意してみないとわからない。
ヒカキンが登場したのはなんと冒頭。米倉演じる大門がオペを執り行うシーンから始まるのだが、その手術される患者としてほんの一瞬だけ画面に映る。しかもオペ中であるため、トレードマークの眼鏡はしておらず、目を閉じている。さらに、メディカルキャップを被っている関係上、茶色い髪の毛も見えない。加えて、口には器官チューブがしっかり装着されている。
こうした装着物によって、視聴者としてはヒカキンの「つむった状態の目」「鼻」「輪郭」しか確認できない。パッと見ではわからないうえに、本当に瞬きしていたら見過ごしてしまうほど一瞬の登場のため、気づかずに最後まで視聴した挙句、「え、どこにいたの?」となった視聴者も少なくなさそうだ。
昔だったらこんなわずかばかりの登場に、期待して見ていた人、特に見過ごしてしまった人は怒りそうなものだ。けれども今の時代、Twitterという即時共有型のメディアがあることで、どこに登場したのか検索をかければすぐにわかる。むしろ、Twitterをのぞいてみると、ヒカキンが登場したシーンの画像を取り上げて、「いたいたHIKAKINさん!」「ヒカキン冒頭にいたんやな」「横顔ですぐ分かったよ」と、ファン同士で盛り上がって軽度のバズを起こしている節さえある。
ヒカキンのTwitterフォロワー数は317.4万人(11月15日現在)。そのうちの数パーセントが今回の『ドクターX』を見ただけで、視聴率やTwitter上での反響として、かなりの効果が期待できるのは言うまでもない。今後、視聴率が欲しいテレビ局サイドにとって、ヒカキンをはじめとした人気YouTuberの「どこにいるのか見つけてください」的カメオ出演は魅力的な施策として定着していくのではないか。
(こじへい)