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「エル・ジャポン」創刊30周年記念イベント、工藤静香のアートやジェーン・バーキン愛用のデニムを公開

2019年11月16日 02:22  Fashionsnap.com

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(左奥)中塚翠涛の作品、(右奥)工藤静香の作品、(手前)ジェーン・バーキンのデニム&トップス、シャルロット・ゲンズブールのレザージャケット Image by: FASHIONSNAP.COM
「エル・ジャポン(ELLE Japon)」が、創刊30周年を記念したアート展「エル・ラブズ・アート(ELLE LOVES ART)」を、11月16日と17日限定で「カシヤマ ダイカンヤマ(KASHIYAMA DAIKANYAMA)」で開催する。会場には30周年にちなんで30組のアーティストによる作品が展示される。
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 アート展は「15の『LOVE』とオークション」と「彼女たちが見る世界 — 日本女性アーティストの30年」の2部で構成。カシヤマ ダイカンヤマの地下1階から階段、踊り場、1階イベントスペースにかけて展開する。
 通常時、カフェとして営業している地下1階をメイン会場とする「15の『LOVE』とオークション」には、女優の工藤静香や現代アーティストの小松美羽、書家の中塚翠涛、「ミュベール(MUVEIL)」を手掛ける中山路子ら15組が参加し、今回のイベントのために制作した新作を公開。そのうち13作品はエル・ジャポンの公式サイト「ELLE SHOP」のオンラインオークションに16日から出品され、売上は日本赤十字社やWWFジャパン、セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンなどに寄付される。ジェーン・バーキン(Jane Birkin)と娘のシャルロット・ゲンズブール(Charlotte Gainsbourg)からは、愛用品としてデニム(ジェーン)とレザージャケット(シャルロット)が直筆メッセージ付きで提供された。
 階段には「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦と廣瀬染工場の廣瀬雄一のコラボレーションで、紫外線を当てると江戸小紋が浮かび上がる特殊技術を使った巨大な羽織「色即是空」を設置し、踊り場には「アンブッシュ®(AMBUSH®)」のYOONがメインコレクションで販売しているジップタイをモチーフにしたジュエリーと陶芸作家 桑田卓郎の陶芸を組み合わせた「ZIP TIE BLUE DRIPS」などを展示している。「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」の青木明子は過去にコラボジュエリーを製作したことがある「モイル(moil)」の石上理彩子と、九谷焼の絵付師 有生礼子とともにデザインしたジュエリー「fragment jewely」を出品した。
 1階イベントスペースの入り口は、エル・ジャポンの歴代の表紙から、「Empowerment」「Journalism」「Curiousity」「Voice Up」「Humor」の5つのポイントからピックアップしたものを展示し、その奥の部屋では森美術館の現副館長兼チーフ・キュレーター片岡真実がキュレーションした企画として「彼女たちが見る世界 — 日本女性アーティストの30年」を展開。塩田千春ややなぎみわ、片山真理ら15人の作品が並ぶ。
 イベント前夜に開催されたパーティーには、作品を出品した工藤や森永、青木らアーティストのほか、夏木マリや西内まりや、片岡千之助、佐藤晴美、比留川游などが出席した。

■ELLE LOVES ART日程:2019年11月16日(土)~11月17日(日)場所:カシヤマ ダイカンヤマ時間:11:00~20:00(最終入場19:30)入場料:無料特設サイト