じぶん銀行は11月15日、「ボーナス前のお金事情」に関する調査結果を発表した。調査は10月の下旬に行われ、ボーナスが支給される予定の会社員男女500名から回答を得た。
ボーナス前にお金がなくなってしまった経験があるという人は36.2%だった。お金がない時の工面方法を聞くと、最も多かったのは「親に借りる」(21.2%)で、「持ち物を売る」(17.8%)、「クレジットカードのキャッシング」(11.2%)、「入金の早い副業を行う」(7.2%)が続いた。
金欠すぎて「親の形見を売った」「毎日うどんを食べていた」という人も
実際に金欠で辛かったエピソードとしては以下の声が寄せられた。
「自分の大切にしていたフィギュアをオークションで泣く泣く手放した」(山形県・49歳男性)
「朝昼晩と3食とも食パン一枚だけを食べていた」(愛知県・39歳女性)
「1日100円くらいで生活した」(埼玉県・41歳男性)
「毎日うどんを食べていた」(大阪府・28歳男性)
さらに、「後輩にご馳走になった」(東京都・39歳男性)、「親の形見を売った」(埼玉県・42歳女性)という声もあった。
恋人・配偶者に利用してほしくない工面方法についても聞いたところ、半数近くが「消費者金融系のカードローンを利用する」(46.8%)と回答した。次に多かった「親に借りる」(13.4%)に大差をつけている。一方で、同じカードローンでも「銀行系カードローン」は5.2%に留まった。
これまでに告白された人数別にみると、金欠経験があるという回答は、告白されたことない人が33.0%であったのに対し、10人以上から告白されたことがある人は46.3%だった。いわゆる"モテる人"ほど、積極的にお金を使うということなのだろうか。
また、イベントごとの多い年末年始や、新生活がスタートする春は出費がかさみ、やりくりに困る人が多いようだ。最もお金のやりくりに困る月を聞いたところ、最も多かったのは「12月」(37.0%)で、2番以降の「1月」「4月」(同10.8%)と比較すると3倍以上の差があった。