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『未体験ゾーンの映画たち 2020』開催決定 ビビアン・スー主演台湾ホラーやヴィンセント・ドノフリオ監督作も

2019年11月15日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『未体験ゾーンの映画たち 2020』第1弾ラインナップ

 2020年1月3日より、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、特集上映『未体験ゾーンの映画たち 2020』が開催されることが決定した。


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 『未体験ゾーンの映画たち』は、様々な理由から日本公開が見送られてしまう傑作・怪作映画を、映画ファンにスクリーンで体験してもらうべく、2012年よりヒューマントラストシネマ渋谷にて開催されている劇場発信型映画祭。年々規模を拡大し、着実に“未体験ファン”ともいえるリピーターを獲得。2020年も新年の幕開けとともに各国のあらゆるジャンルから厳選された作品が、一挙上映される。なお今回は、全54本の作品がラインナップされる。


 今回、第1弾ラインナップとして、『人面魚 THE DEVIL FISH』『スリー・ジャスティス 孤高のアウトロー』『FREAKS フリークス 能力者たち』『デビルズ・ソナタ』『ブラックシープ』『ロバマン』の6作品が発表された。


 『人面魚 THE DEVIL FISH』は、ビビアン・スーが主演を務める、本国台湾ホラーの人気作『紅い服の少女』シリーズの第3弾。2015年公開の『紅い服の少女』(チェン・ウェイハオ監督)は、都市伝説の紅い服を着た少女の怪奇事件を題材にして、興収8,500万台湾元(3億円超)のヒットを記録した。続く2017年の第2弾『紅い服の少女2』でも、1億台湾元(3億5千万円超)を超える大ヒットを記録。台湾の都市伝説をベースに、親子の絆と恐怖を描くシリーズの第3弾という位置付けの本作。新鋭デビット・ジュアンが監督を務め、主演にビビアン・スーを迎え、2018年台湾年間興収第4位という成績を収めた。新たに台湾の民話でもある、人の顔をした呪われた“魚”の恐怖を描く。 2019年金馬奨ビジュアルエフェクト部門ノミネート、台北映画祭でも最優秀編集賞を受賞した。


 『スリー・ジャスティス 孤高のアウトロー』は、『6才のボクが、大人になるまで。』のイーサン・ホークと『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラット、『アメイジング・スパイダーマン2』のデイン・デハーンが共演したウエスタン・アクション。ベテラン俳優ヴィンセント・ドノフリオが監督を務めた。


 『FREAKS フリークス 能力者たち』は、フリークス(能力者たち)と世界の壮絶な戦いを、描いたSF映画。スティーヴン・スピルバーグ監督によるクリエイター発掘リアリティショー『On the Lot』でファイナルの5人まで勝ち抜いたザック・リポフスキーとアダム・B・スタインの監督コンビによる長編デビュー作となる。ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭審査員賞を含め、世界中の映画祭で9部門を受賞した。


 『デビルズ・ソナタ』は、『ブレードランナー』のレプリカント役などで知られる、今年7月19日に75歳でこの世を去ったルトガー・ハウアーが、主人公の父、謎めいた作曲家マーロウを演じたゴシック・ホラー。『ジャージー・ボーイズ』のフレイヤ・ティングリーが、主人公の天才ヴァイオリニスト・ローズを演じた。


 『ブラックシープ』は、ニュージーランドののどかな牧場で、遺伝子工学によって産み出された4,000万頭の怒れる殺人羊が、次々恐怖へ陥れる羊ホラー。2006年の世界初公開から13年、満を持しての日本初公開となる。


 『ロバマン』は、『日本以外全部沈没』『いかレスラー』の河崎実監督最新作。ロバ星人から超能力を授かった68才の平凡な老年男が、スーパーヒーロー「ロバマン」に変身し、悪を徹底的に倒し大活躍する模様を描くヒーロー映画。吉田照美が主演を務め、小池美波(欅坂46)、唐橋ユミ、熊谷真実、笑福亭鶴光、なべやかん、タブレット純、HEY!たくちゃん、福本ヒデ、山本天心、みうらじゅん、伊東四朗らが出演する。


 なお、第2弾のラインナップは12月に発表予定。また、2016年より実施されている、CS映画専門チャンネルのムービープラスと、青山シアターとのタイアップ企画が今年も実施される。詳細は公式サイトにて確認を。(リアルサウンド編集部)