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売り切れ続出『リングフィット アドベンチャー』、海外では「全てが直感的」と絶賛

2019年11月15日 07:11  リアルサウンド

リアルサウンド

リングフィット アドベンチャー

 『Nintendo Switch』向けのアクションRPGゲーム『リングフィット アドベンチャー』が10月18日に発売されたが、人気沸騰で、売り切れが続出している。入荷されてもまた即完売と、供給が追いつかない状況だ。


(参考:プラモ愛好者が驚愕した『Nintendo Labo』の“説明”ーー「わからないとは言わせない」任天堂の気迫


 日本国内では圧倒的品薄状態だが、海外では、どうだろうか。まだ在庫が残っているオンラインショップもあるものの、入荷待ちのところも目立つ。どうやら、これは世界的な現象のようだ。どうしても待ちきれないという人は、海外から逆輸入するのも手かもしれない。しかし手配が面倒なため、国内で購入するのが無難ではある。


・ファンタジーの世界を冒険しカロリー燃焼
 海外メディアも好印象な報道をしている。『GamesRadar』は、ゲームを楽しみながら運動できる点に注目。同作を「鮮やかなファンタジーの世界を冒険しながら、カロリーを燃焼できるゲーム」と評価している(参考:https://www.gamesradar.com/uk/get-10-off-a-nintendo-switch-and-ring-fit-adventure/)。


 他のゲームのようにJoy-Conを使用する代わりに『リングフィット アドベンチャー』にはRing-Conとレッグバンドという2つの新しいSwitch周辺機器が付属しており、プレイ中の動きを追跡可能。たとえば、Joy-Conをレッグバンドに置いてその場でジョギングすることができ、この動きに合わせ、画面内のキャラクターもジョギングするのだ。


・「止血帯のように感じた」というマイナス評価も
『Cnet』は「『リングフィット アドベンチャー』は『Nintendo Switch』初のフィットネスゲームで、優秀だ」とし、詳しいレビューを掲載。『Wii Fit』といったフィットネスゲーム開発の実績を踏まえた『リングフィット アドベンチャー』は“本物のトレーニング”としたうえで、Ring-Conアクセサリーについても絶賛している(参考:https://www.cnet.com/news/8-things-i-learned-from-playing-nintendos-weird-ring-fit-adventure/)。


 Ring-Conアクセサリーとは、『リングフィット アドベンチャー』のフレキシブルなプラスチックの輪。巨大なステアリング・ホイール(車のハンドル)のようなもので、押し込んで筋肉のエクササイズに使うことができる。


 Ring-Conアクセサリーには、『Nintendo Switch』のJoy-Conコントローラーの1つをつけて、ジャイロセンサーを利用して輪の動きを感知させる。トレーニング中にこの変わった輪を持つという前提で設計されており、全てが直感的。大きなバランスボードの上に立ってWiiリモコンを持つ、以前の『Wii Fit』よりも良いアイデアだ。


 2番目のJoy-Conコントローラーは、レッグバンドとして太ももに装着するが、人によってはずれ落ちてくるそうで、『Cnet』のレビュアーはきつく締めることでやや改善したが「止血帯のように感じた」というマイナス評価も。


・『Nintendo Switch Lite』でのプレイは非推奨
 しかし、メインゲームは予想よりも直線的(リニア)で、アドベンチャーゲームは“ディズニーの様に魅力的”と絶賛。また、スナップインJoy-Conコントローラーの赤外線カメラが、トレーニング後に安静時心拍数を確認するために使用されるのには驚いたようで、少しのセッションがどれほど激しいかが分かることに言及。『Nintendo Labo』で初めてお目見えして以来、ほとんど使用されてこなかった赤外線Joy-Conカメラに、新たな使い道を見つけたと指摘している。


 また、『リングフィット アドベンチャー』は、テレビに接続できる『Nintendo Switch』とJoy-Conコントローラーが必要なため、『Nintendo Switch Lite』はほとんど使い物にならない点にも注意したい。


 とにもかくにも、世界的に入手困難状態の『リングフィット アドベンチャー』。入荷が待ち遠しく、居ても立ってもいられない人は、ハードなトレーニングの前に、まずはレビューを基にしてイメージトレーニングから始めてみるのはいかがだろうか。


(Nagata Tombo)