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生活費を稼ぐために残業する"生活残業"に非難殺到「計画性のない人が多い」「トイレで時間稼ぎしてる」

2019年11月14日 19:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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昨春の法改正により働き方改革が浸透し、長時間労働の改善に着手する企業は増えている。しかし、従業員側の意識が原因で残業がなくならないケースもあるようだ。ガールズちゃんねるに10月中旬、「生活残業やお付き合い残業を辞めさせる方法」というトピックが立った。

トピ主の職場には、残業代がないと生活できないために残業する"生活残業"、仕事が終わっているのに、先に帰ることに気まずさを覚えて残業する"お付き合い残業"をする人がいるという。「定時で仕事を終わらせて帰る人が給料が低いのは納得いかないし、無駄な経費をきちんと仕事してる人の賞与に回してほしいです」と不満を綴り、不必要な残業をなくすためのアイデアを求めた。(文:石川祐介)

生活残業するのは「仕事ができない人」?


トピ主同様、「仕事遅い人が残業してる姿を見ると給料泥棒だと思う」と共感するコメントが多く寄せられた。中には、喫煙所やトイレに行って時間稼ぎするセコい人もいるらしく、様々な職場で生活残業する人に軽蔑の目が向けられている。

「仕事できない人ほど生活残業してる」
「大体生活残業しないと生活できない人は計画性のない人が多いです」

生活残業をする人は、時間配分を考えられず効率的に仕事をすることができないため、昇進もできず結果も残せず、残業するしかお金を稼ぐ手段を持ち合わせていないのかもしれない。

「今より偉くなるしかない。立場的な物よりその場の空気を支配する人って意味で」
「あまり無理しないほうがいいよ。ウザい奴認定されると仕事しんどいじゃん」

不必要な残業が蔓延っている現状は、トピ主が気にする問題ではないという声も。不公平感を覚えるのは理解できるが、一番不利益を被っているのは経営層である。「不必要な残業を放置するなんて無能な人達だ」と楽観的に捉え、転職先を探すのが賢明なのかもしれない。

「基本給を上げれば解決」という声も

一方、改善策も散見された。

「旦那の勤務先は外資だから残業が増えるとパフォーマンスが悪いとみなされて、事業所全体の評価がさがりボーナスも下がるんだよね」

日本では「残業する人=頑張っている人」とみなす風潮がいまだに根強いが、この考え方を社内全体で変えていくことが重要である。

また、「私の会社は残業する時は直属の上司に残業申請して、認められないと残業代出ない。認められない残業はサービス残業扱い。今までダラダラ残業してた人は7割位減った」と会社が残業を簡単に認めない制度を設けることも効果的だ。

「会社が残業しなくても生活できるくらい基本給を上げれば解決」

とはいえ、基本給が低いために渋々残業している人も少なくない。単純に基本給を高くすること、残業せずに結果を出している従業員の賞与を増やすこと、なども求められる。