総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営するエアトリは11月13日、通勤中のストレスに関する調査の結果を発表した。調査は今年9月にネット上で実施し、20~70代の働く男女775人から回答を得た。
電車やバスを使って通勤する人(409人)で、通勤時にストレスを「かなり感じる」と回答した人は33.3%。「少し感じる」(48.9%)と合計すると8割以上がストレスを感じていることがわかった。
どのような時にストレスを感じるかを聞いた。ストレスをかなり感じると回答した人は「周囲の人と少し体が触れ合う」「吊り革もほぼ持てず圧迫される」(同27.9%)状態で通勤している人が約3割。「身動きが取れない」も18.4%いる。
一方、ストレスを感じない人(17.8%)は、「余裕で座れる」(50.7%)が半数以上となった。電車やバスで知らない人と体が触れ合うというのが、ストレスを感じる境界線となるようだ。
出勤時にストレス感じない人は、仕事や職場の人間関係に満足する傾向?
全員に通勤時間を聞いた。ストレス別に見ると、ストレスを感じる人は「30~1時間」(かなり感じる41.6%、少し感じる43.1%)が最も多かったが、ストレスを感じない人は「30分未満」が75.7%となった。
職場の人間関係について聞いたところ、「満足」と回答した人が最も多かったのは、通勤時にストレスを感じない人で30.4%。一方、かなり感じる人は13.7%、少し感じる人は13.2%に留まった。
「不満」と回答した人は、ストレスをかなり感じる人(10.6%)が最も高く、感じない人は5.1%となっている。
仕事に対して満足度しているという人も、通勤時にストレスを感じない人は52.5%と半数が回答。一方、不満と回答した人は、かなり感じる人(11.8%)と少し感じる人(6.6%)が、ストレスを感じない人(3.7%)を大きく上回った。
ストレスを感じない人、約6割が平均残業時間5時間未満
月に平均残業時間について聞くと、最も多かったのは「5時間未満」。しかし、通勤時にストレスを感じる人は4割に留まっているが、感じない人は58.4%となった。通勤時のストレスは残業時間に影響しているようだ。
また、通勤中にストレスを感じないように対策を取る人の割合は、「かなり感じる人」が52.2%、「少し感じる人」が47.8%だったのに対し「感じない人」は24.7%となった。そもそも出勤時にストレスを感じないと対策をする必要もないという人が多いようだ。